「誤った二分法」の版間の差分

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'''誤った二分法'''(あやまったにぶんほう、[[英語|英]]: false dichotomy)あるいは'''誤ったジレンマ'''(英: false dilemma)は非論理的[[誤謬]]の一種であり、実際には他にも選択肢があるのに、二つの選択肢だけしか考慮しない状況を指す。密接に関連する概念として、ある範囲の選択肢があるのにそのうちの両極端しか考えないという場合もあり、これを'''白黒思考''' (black-and-white thinking) などと呼ぶ。なお "dilemma" の先頭の "di" は「2」を意味する。2つより多い選択肢の一覧が示され、その一覧以外の選択肢が存在するのに考慮しない場合、これを'''誤った選択の誤謬''' (fallacy of false choice) または'''網羅的仮説の誤謬''' (fallacy of exhaustive hypotheses) と呼ぶ。
 
誤った二分法は、特に選択を相手に強いるような状況で生じる(「お前が俺たちの仲間にならないなら、お前は敵だ」)。また、[[希望的観測]]や単なる無知によって選択肢を網羅できないために発生することもあり、[[詭弁]]とは限らない(「友達だと思っていたのに、昨日の晩はみんな来てくれたのに、お前だけ来なかった」)。