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|名称 = コマクサ
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[[ファイル:Dicentra peregrina Komakusa.jpg|thumb|180px|right|[[富士見岳]]のコマクサ(2007.8.13)
]]
'''コマクサ'''
==特徴==
美しい[[花]]と、常に砂礫が動き、他の[[植物]]が生育できないような厳しい[[環境]]に生育する事から「高山植物の女王」と呼ばれている。コマクサの名前の由来はその花の形が[[ウマ|馬]] ([[駒]]) の[[顔]]に似ていることが由来となっている。
高さ5cmほど。葉は[[根生葉]]で細かく裂け、白く粉を帯びる。花期は7 - 8月。花茎は10 - 15cmで淡紅色の花を咲かせる。花弁は4個で外側と内側に2個ずつつく。外側の花弁は下部が大きくふくらんで、先が反り返り、内側の花弁はやや小さく、中央がくびれ、上端は合着している。萼片は2個で早く落ちる。他の植物が生育できないような砂礫地に生えるため、地上部からは想像できないような50~100cmほどの長い根を張る。双子葉類の植物だが子葉の発達が悪く、子葉は一個しか出ない。昔は、花の美しさよりも薬草としての価値が高く、古くから腹痛の妙薬として知られていた。御岳では登山記念として、コマクサを「オコマグサ」という名で、一株一銭で登山者に売られていたようで、そこからコマクサは「一銭草」とも云われている。▼
▲2個ずつつく。外側の花弁は下部が大きくふくらんで、先が反り返り、内側の花弁はやや小さく、中央がくびれ、上端は合着している。萼片は2個で早く落ちる。他の植物が生育できないような砂礫地に生えるため、地上部からは想像できないような50~100cmほどの長い根を張る。双子葉類の植物だが子葉の発達が悪く、子葉は一個しか出ない。昔は、花の美しさよりも薬草としての価値が高く、古くから腹痛の妙薬として知られていた。御岳では登山記念として、コマクサを「オコマグサ」という名で、一株一銭で登山者に売られていたようで、そこからコマクサは「一銭草」とも云われている。
== 毒性 ==
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