「電子顕微鏡」の版間の差分

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しまあじ (会話 | 投稿記録)
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==電子顕微鏡の歴史==
[[磁場]]の[[電子線]]に対する[[レンズ作用]]を実験で示したのは1927年ドイツの[[ハンス・ブシュ]]([[:de:Hans Busch|Hans Busch]]) である。最初の電子顕微鏡 (TEM) は1931年に[[ベルリン工科大学]]の[[マックス・クノール]]と[[エルンスト・ルスカ]]が開発した。さらにルスカは性能を高め、この功績で1986年に[[ノーベル物理学賞]]を受賞した。[[シーメンス]]の科学ディレクターだった[[ユダヤ系ドイツ人]]の[[レインホールド・ルーデンベルク]]([[:en:Reinhold Rudenberg]])が1931年、特許をとり、1938年に電子顕微鏡を売り出す。走査形電子顕微鏡 (SEM) は1937年[[マンフレート・フォン・アルデンヌ]] ([[:en:Manfred von Ardenne|Manfred von Ardenne]]) によって製作された。1950年代から多くの分野で活用された。さらに短波長の電子線(加速電圧の向上)などによって性能は向上した。
日本においては、[[菅田治]]([[大阪大学]])が初めて国産第一号、倍率一万倍の電子顕微鏡を完成させている。[[瀬藤象二]]が国産化のための技術開発に貢献した。
 
== 利用 ==