「脳血管障害」の版間の差分

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虚血性疾患においては[[動脈硬化]]が最大の危険因子であり、動脈硬化の原因としては、[[高血圧症]]、[[高脂血症]]、[[糖尿病]]、喫煙が挙げられる。出血については各病態で異なり、[[脳内出血]]では[[高血圧]]が、[[クモ膜下出血]]では[[脳動脈瘤]] (aneurysm) ・[[脳動静脈奇形]] (AVM) が大きな要因となる。日本では、食文化の欧米化とともに罹患率が上昇しており、[[予防]]、再発防止、[[リハビリテーション]]とも大きな課題となっている。
 
[[高血圧]]については、脳卒中の発症を予測するうえで、[[脈圧]]・拡張期血圧 (Diastolic Blood Pressure: DBP) などと比べ、収縮期血圧(Systolic Blood Pressure: SBP)が性や人種に関係なく、最も重要な因子であるとする[[論文]]が ''American Journal of Hypertension'' の2007年3月号に掲載された。<br>
高血圧、[[喫煙]]、ウエスト・ヒップ比の低値、不健康な食事、定期的な運動の欠如、[[糖尿病]]、中等度あるいは高度のアルコール摂取、[[ストレス]]または[[抑うつ]]、[[アポリポ蛋白]]B/A1比の高値という9つの因子は、さまざまな国での脳卒中のリスクの90%を占めていた。中でも'''高血圧'''は単独因子として、虚血性および出血性の両脳血管障害の52%と、出血性脳血管障害の74%に関与していた。<ref>O'Donnell MJ et al. Risk factors for ischaemic and intracerebral haemorrhagic stroke in 22 countries (the INTERSTROKE study): A case-control study. Lancet 2010 Jul 10; 376:112. </ref>
 
=== 外傷に起因する脳血管障害 ===