「産児制限」の版間の差分

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国民国家が中絶を禁止して女性と施術者のみを罰しようが子供の命は救えなかったし、別の形での子殺しや虐待に暴力のベクトルが向いただけであった。ポスト国民国家が中絶を女性の権利の名の下合法化しようが、女性は男性支配から解放されず、また別の種の男性支配に服することになった。プロライフやプロチョイスは両者とも運動の推進者がもくろんだ通りの成果を持たなかったといえる。
 
女性の選択の権利と児の命を両方守るためには、徹底した避妊の元でのセーフセックスとそのための徹底した性教育を推進すること、そして望まない妊娠や胎児の存在や出産や育児はレイプであり、また望まない妊娠とそれに続く女性の人生の破滅や中絶間引きはすべて男性の責任であること、その背後にある男性優位の人間社会への注意を促すことが必要である。避妊は産児制限の中で唯一暴力を伴わない。
 
== 参考書籍 ==