2010年7月4日 (日) 10:15時点における版編集 Gwano (会話 \| 投稿記録) 拡張承認された利用者 7,756 回編集 m →‎長編: カッコ ← 古い編集		2010年8月6日 (金) 22:45時点における版編集取り消し Melan (会話 \| 投稿記録) 25,487 回編集 en:Clifford D. Simak（2010年7月16日 1:55:18(UTC)）の部分訳をマージ新しい編集 →
1行目: {{Infobox Writer \| name = クリフォード・D・シマック<br/>Clifford D. Simak \| birthdate = {{Birth date\|1904\|8\|3}} \| birthplace = {{USA}} [[ウィスコンシン州]]ミルビル \| deathdate = {{death date and age\|1988\|4\|25\|1904\|8\|3}} \| deathplace = {{USA}} [[ミネソタ州]][[ミネアポリス]] \| occupation = ジャーナリスト、作家 \| genre = SF、ファンタジー、ポピュラー・サイエンス }} {{文学}} '''クリフォード・ドナルド・シマック'''（'''Clifford Donald Simak''', [[1904年]][[8月3日]] - [[1988年]][[4月25日]]）は、[[アメリカ合衆国]]の[[SF作家]]、[[ファンタジー]]作家。~~チェコ系~~[[ヒューゴー賞]]を3度、[[ネビュラ賞]]を1度受賞し、1977年には[[アメリカSFファンタジー作家協会]] (SFWA) から3人。目の[[~~ウィスコ~~デーモンシ・ナイト記念グラン州ド・マスター賞\|グランド・マスター賞]]生まを授与され~~。ウィスコンシン大学中退~~た<ref>[http://www.mprinstitute.org/vaclav/Simak.htm ~~name=yone~~Clifford Donald Simak]</ref>~~『宇宙からの訪問者』（東京創元社、1983年初版）巻末解説「SF界の最古参作家シマック」（米村秀雄）~~<ref>[http://templetongate.tripod.com/simak.htm Clifford D. Simak] The Templeton Gate</ref>。 == 生涯 == <!--【ノート参照】地元新聞 -->「ミネアポリス・スター」の記者として、毎週『明日の世界』と題する科学コラムを執筆する一方でSF作家としても活動。デビュー作は1931年の ''The World of the Red Sun''<!-- たぶん未訳 --> で、[[ヒューゴー・ガーンズバック\|ガーンズバック]]の「[[ワンダー・ストーリーズ]]」に掲載された<ref name=yone/>。チェコ系アメリカ人。[[ウィスコンシン州]]ミルビルで生まれる。[[ウィスコンシン大学マディソン校]]を中退し<ref name=yone>『宇宙からの訪問者』（東京創元社、1983年初版）巻末解説「SF界の最古参作家シマック」（米村秀雄）</ref>、[[アメリカ合衆国中西部\|中西部]]の様々な新聞社で働いた。1929年結婚し、2人の子をもうけた。作家デビュー作は1931年の ''The World of the Red Sun''<!-- たぶん未訳 --> で、[[ヒューゴー・ガーンズバック\|ガーンズバック]]の「[[ワンダー・ストーリーズ]]」に掲載された<ref name=yone/>。1939年、[[ミネソタ州]][[ミネアポリス]]の ''[[:en:Minneapolis Star and Tribune\|Minneapolis Star and Tribune]]'' で仕事をするようになり、その関係は1976年に引退するまで続いた。1949年にはミネアポリス・スター紙の記者となり、毎週『明日の世界』と題する科学コラムを執筆する一方でSF作家としても活動。1961年にはミネアポリス・トリビューンの ''Science Reading Series'' を担当するようになった。『再生の時』(1951) の宣伝文で「私は結婚33年目で、2人の子を持ち、幸福に暮らしている。休暇にはつりを楽しむ（ボート上にじっとしていて魚が寄ってくるのを待つだけ）。趣味はチェス、切手収集、バラを育てること」と書いている。この本は妻に捧げられており「彼女がいなければ一行も書けなかっただろう」としている。SF作家仲間にも好かれていて、特に[[アイザック・アシモフ]]と仲が良かった。1988年、ミネアポリスで死去<ref>[http://www.tc.umn.edu/~brams006/simak/biography.html Clifford Simak's Biography]</ref>。 == 作家としての経歴 == 初期作品にはこれと言った独自性がなく人気もなかったが、1944年から書き始めた連作短編『都市』シリーズで新境地を拓く<ref name=yone/>。このシリーズは1951年に完結、1952年に単行本化、1953年に[[国際幻想文学賞]]を受賞した。[[1959年]]、短編『大きな前庭』(The Big Front Yard) で[[ヒューゴー賞]]受賞。[[1964年]]、長編『中継ステーション』(Way Station) でヒューゴー賞受賞。シマックは幼少期に[[ハーバート・ジョージ・ウェルズ\|H・G・ウェルズ]]の作品を読み、SFに興味を持つようになった。1931年、SF系[[パルプ・マガジン]]に作品が掲載されるようになったが、1933年にはいったん作家活動をやめた。1933年から1937年の間に発表されたSF作品は ''The Creator'' という中編1編のみだが（1935年、''[[:en:Marvel Tales\|Marvel Tales]]'' に掲載）、当時のSFとしては珍しく宗教の意味を問う内容だった。 1937年後半、[[ジョン・W・キャンベル]]がSF界に新風を吹き込むと、シマックはSF作家として復帰し[[アスタウンディング]]誌の常連作家となってSF黄金時代を支えた。処女長編『大宇宙の守護者』(1939) に見られるように、初期の作品は[[E・E・スミス]]が完成させた[[スペース・オペラ]]の系統だったが、間もなく独自の作風を開拓し、「優しく[[パストラル\|田園的]]」と評されるようになった。このころシマックはSF以外のパルプ・マガジンに戦争ものや西部劇の作品を発表していた。最高傑作とされる『都市』は、人類が地球を脱出しようとしている時代を描いた連作短編であり、1944年から書き始めた。一般にこの作品で新境地を拓いたとされている<ref name=yone/>。その出身地を思わせるアメリカ中西部の田舎を作品の舞台とすることを好み、作風は「田園的」と称される。晩年まで人気を保ちつつ精力的に活動を続け<!-- 、「SF界の長老」「恐竜」などと渾名され -->た。 1950年代から1960年代にかけて、シマックは精力的に良作を書き続けた。その後も友人たちに励まされて執筆を続け、1980年代にはファンタジー分野にも進出している。 == 作風 == シマックの作品には同じ基本的考え方とテーマが繰り返し登場する。まず第一に共通するのは、故郷のウィスコンシンの風景である。田舎の無愛想な個人主義的キャラクターの典型として、「大きな前庭」の主人公ハイラム・テインが挙げられる。ハイラムの飼い犬タウザーの設定もシマック作品によく見られる。田園を舞台としていても、常に田園的とは限らない。''Ring Around the Sun'' で描かれるのは不寛容と孤立主義に支配される田園である。シマックの作品は達観した思慮深い田園的なものから純粋な恐怖を描いたものまで様々である。「大きな前庭」に代表されるユーモア小説もある。 == 作品リスト == === 長編 === * ''Cosmic Engineers'' (1950) 大宇宙の守護者（別題：スペース・ウォーズ - 宇宙十字軍） * ''Time and Again'' （別題~~：First~~：''First He ~~Died）~~Died''） (1951) 再生の時（別題：アンドロイドの反乱） * ''City'' (1952) 都市 * ''Way Station'' (1963) 中継ステーション * ''Why Call them Back from Heaven?'' (1967) なぜ天国から呼び戻すのか? * ''The Werewolf Principle'' (1967) 人狼原理 * ''The Goblin Reservation'' (1968) 小鬼の居留地 * ''Mastodonia'' (1978) マストドニア * ''The Fellowship of the Talisman'' (1978) 妖魔の潜む沼 * ''The Visitors'' (1980) 宇宙からの訪問者 * ''The Strengths of Project Pope'' (1981) 法王計画 * ''Special Deliverance'' (1982) 超越の儀式ほか、未訳作品が約20ある。 === 短編集 === * ''The Worlds of Clifford Simak'' (1960) #大きな前庭 #愚者の聖戦 32 ⟶ 50行目: ほか、未訳短編集あり。 == 主な受賞歴 == ==出典==▼ * [[国際幻想文学賞]] (1953) - 『都市』 ~~<references />~~ * [[ヒューゴー賞]] 最優秀中編 (1959) - 「大きな前庭」 * [[ヒューゴー賞]] 最優秀長編 (1964) - 『中継ステーション』 * [[デーモン・ナイト記念グランド・マスター賞\|グランドマスター賞]] (1976) * [[ヒューゴー賞]] 最優秀短編 (1981) - 「踊る鹿の洞窟」 * [[ネビュラ賞]] 最優秀短編 (1981) - 「踊る鹿の洞窟」 * [[ローカス賞]] 最優秀短編 (1981) - 「踊る鹿の洞窟」 * [[ブラム・ストーカー賞]]生涯貢献賞 (1988) ▲== 脚注・出典 == {{Reflist}} == 外部リンク == * [http://www.tc.umn.edu/~brams006/simak/ Clifford Simak Fan Site]{{en icon}} * [http://www.falseducks.com/simak/ The Science Fiction Short Stories of Clifford D. Simak: The most complete listing of The Science Fiction Short Stories of Clifford D. Simak] * [http://special.lib.umn.edu/findaid/xml/mss044.xml Clifford Donald Simak Papers] * {{isfdb name\|id=Clifford_D._Simak}} * {{imdb name\|0799281}} ~~{{Writer-stub}}~~ {{DEFAULTSORT:しまつくくりふおと}} [[Category:アメリカ合衆国のSF作家]] 45 ⟶ 76行目: [[Category:ネビュラ賞作家]] [[Category:チェコ系アメリカ人]] [[Category:ミネソタ州の人物]] [[Category:1904年生]] [[Category:1988年没]]

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