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== 歴史 ==
[[File:Callanish standing stones 1.jpg|right|thumb|300px|カラニッシュ・ストーン・サークル]]
[[File:Kingdom of Mann and the Isles-en.svg|right|thumb|300px|1100年頃のマン島および島嶼部王国の地図。]]
===先史時代===
気象条件が改善されの定住十分に継続して定住できるよう気象条件が改善されになっ、紀元前6500年頃の[[中石器時代]]初めての定がなされみ着いた。[[新石器時代]]以降の多くの構造体、例として紀元前3000年頃にできた、[[ルイス島]]のカラニッシュ・ストーン・サークル([[:en:Callanish|en]])がある。[[サウス・ウイスト島]]で見つかった[[青銅器時代]]の定住地クライド・ハラン([[:en:Cladh Hallan|en]])は、有史以前の[[ミイラ]]が発見された、イギリス唯一の場所である。
 
===ケルト===
アウター・ヘブリディーズについて最古に触れ記述を残したのは、1世紀のヒスパニア生まれのローマ地理学者[[ポンポニウス・メラ]]で、彼は7つの島々で構成される諸島の名をHaemodaeとした。[[ガイウス・プリニウス・セクンドゥス|大プリニウス]]が西暦77年に書いた[[博物誌]]ではHebudesの名が与えられた。エジプトの天文学者プトレマイオスのようなその他の古代の文筆家もヘブリディーズについて触れ、ローマ人とヘブリディーズの人々とにいくらか接触があったことを証明している。紀元前55年、ギリシャの歴史家[[シケリアのディオドロス]]は、『Hyperborea(はるか北、という意味)と呼ばれる島があった。そこでは、19年毎に月が地球のわずか上に現れ、その場所には円形の神殿があった。』と記した。これはカラニッシュ・ストーン・サークルについて触れたのかもしれない。タルススのデメトリウスという旅行家は、西暦83年かその直前にスコットランド西岸への遠征譚を記した[[プルタルコス]]と関係があった。デメトリウスは、『無人島の島々を巡る重苦しい旅だった。自分は、聖なる人々が立ち去った土地を訪れていた。』と述べた。彼は[[ドルイド]]にも、島の名前にも言及しなかった。
 
6世紀以前の、ヘブリディーズ住民の歴史についてはほとんど知られていない。島々が初めて詳細に記録されたのは、6世紀にアイオナ島の聖[[コルンバ|コラムバ]]がやってきてからである。6世紀に島々へ初めてキリスト教をもたらし、いくつかの教会を建てたのはこのアイルランド系スコットランド人の聖人であった。
 
===ノルウェー支配===
9世紀以前、ヘブリディーズは既に[[ノース人]]支配を受け始め、ノース人の定住地を抱えていた。ノルウェーによるヘブリディーズ諸島支配が正式化されたのは、1098年、スコットランド王[[エドガー (スコットランド王)|エドガー]]がノルウェー王[[マグヌス3世 (ノルウェー王)|マグヌス3世]]の請求を認定したときであった。ノルウェー王が[[オークニー諸島]]、[[マン島]]、ヘブリディーズ諸島を素早い遠征で1098年に征服し、様々な島の地元ノース人指導者たちに対し采配を振るうようになった後、スコットランドはマグヌスを『島嶼部の王』(King of Isles)として承認した。スコットランドの島嶼部を支配下に置くことでマグヌスは、数世紀前に彼の先祖が獲得した土地に対してさらに直接的な王による支配を課した。
 
インナー・ヘブリディーズとアウター・ヘブリディーズ両方のノルウェー支配は、1156年にウェスタン・アイルズの分割がなされるまで、ほぼ定期的な戦争状態だった。アウター・ヘブリディーズはマン島および島嶼部王国([[:en:Kingdom of Mann and the Isles|en]])の支配下にある一方、インナー・ヘブリディーズは、スコットランド王[[ルーラッハ (スコットランド王)|ルーラッハ]]とマン島王家の血を引くノース=ゲール人のソマーレッド([[:en:Somerled|en]])の支配を受けていた。
 
1156年に勝利したソマーレッドは、2年後にマン島そのものへの支配権を奪い、かつて含まれていた全ての島々と王国を支配する、最後のマン島および島嶼部王国の王となった。1164年のソマーレッドの死後、マン島の支配者はもはやインナー・ヘブリディーズの支配者ではなかった。
 
== その他 ==