「死亡記事」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Luckas-bot (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 追加: pt:Obituário
8行目:
死亡記事は、[[欧米]]においては[[高級紙]]の中で読者の人気が高い種類の記事である。高級紙の一つに数えられる[[デイリー・テレグラフ]]紙の元編集長マックス・ヘイスティングによれば、同紙の死亡記事欄を人気コーナーにしたのは、担当[[記者]]だった[[ヒュー・マッシングバード|ヒュー・モンゴメリー・マッシングバード]]([[:en:Hugh Massingberd|en]])の功績であるという<ref name="bob" />。
 
[[ジャーナリスト]]の立場からすると、死亡記事の執筆は、故人の過去の悪行について再考する格好の機会であるとの評価もある。なぜなら、批判的な記事を書いても、[[名誉棄損]]であるとして訴訟を起こされるリスクがないからであるという<ref name="bob" />。ただし、日本などでは、死者の評価が問題となる場合でも一定の範囲で刑事上・民事上の名誉棄損にあたり、法的責任を問われることがある<ref>例えば日本の場合、刑事責任について[[刑法 (日本)|刑法]]230条2項。</ref>。
 
欧米の新聞社では、死亡記事部を設けて専門記者を配置しているのが一般的である。[[日本]]では一部に担当デスクに近い記者が置かれていると思われるものの、専門部までは存在しない<ref name="moro171172">諸岡、171-172頁。</ref>。死亡記事部では、日頃から著名人についての経歴などの情報を収集し、その死去に備えている。各著名人ごとに死亡記事の準備稿が作成されており、簡単な手直しで速報として使用できる体制となっている。このような準備稿が誤って公開されてしまい、誤報につながる場合がある<ref>Caroline McCarthy 「[http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20379510,00.htm S・ジョブズ氏の死亡記事、ブルームバーグが誤配信]」 CNET Japan、2008年8月29日。</ref>。