「紋章官」の版間の差分

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=== 分類 ===
紋章官には伝統的に、[[キング・オブ・アームズ]] (King of armsArms) 、[[ヘラルド・オブ・アームズ]] (Herald of armsArms) 、[[パーシヴァント・オブ・アームズ]] (Pursuivant of armsArms) の3つの位がある。任命された役職が終身のものである紋章官は常任紋章官 (officers of arms in ordinary) 、一時的又は不定期な任命である場合は、臨時紋章官 (officers of arms extraordinary) となる。なお、日本語ではキング・オブ・アームズは「紋章院長官<ref name="Readers">{{cite book|title = リーダーズ英和辞典|edition = 第2版|date = 1993, 1999|id=ISBN 978-4767414317|author = 松田徳一郎, 東信行, 豊田昌倫, 原英一, 高橋作太郎, 木村建夫, 山県宏光, 馬場彰|publisher =研究社|accessdate = 2010年4月4日}}</ref>」や「紋章院部長<ref name="Random House">{{cite book|title = ランダムハウス英和大辞典|edition = 第2版|date = 1993-11-19|id=ISBN 978-4095101019 |author = 小学館ランダムハウス英和大辞典第二版編集委員会|publisher = 小学館|accessdate = 2010年4月4日}}</ref>」、ヘラルド・オブ・アームズは「中級紋章官<ref name="Random House"/>」、パーシヴァント・オブ・アームズは「紋章属官<ref name="Random House"/>」、「紋章官補<ref name="Readers"/>」などとそれぞれ訳されるが、いずれも定訳ではない。紋章院総裁であるアール・マーシャルを除き、イングランド紋章院に「長官」がいるとすれば筆頭紋章官であるガーター・プリンシパル・キング・オブ・アームズのことであり、3人いるキング・オブ・アームズを全員「長官」と呼ぶのは少なくとも適切ではない。
 
貴族の家の成立に際してヘラルド又はパーシヴァントを任ずる中世の習慣は、ヨーロッパ諸国、特に公的な紋章の管理又は承認がない国でいまだ一般的である。そのような任命はスコットランドでもまだなされており、4名の私設紋章官が存在する。