「アナクサンドリデス (スパルタ王)」の版間の差分

'''アナクサンドリデス2世'''（'''アナクサンドリダス'''とも、{{lang-el-short|Αναξανδρίδές Β'}}、{{lang-el-short|ΑναξανδρίδαςςΑναξανδρίδας Β'}}、ラテン文字転記：Anaxandrides II/Anaxandridas II、在位：[[紀元前560年]]-[[紀元前525年]]）は、アギス朝の[[スパルタ王]]である。

アナクサンドリデスは一人目の妻との間に長い間子宝に恵まれず、[[監督官]]に妻を離別し、再婚するようにと提案された。しかし、彼が妻との離婚を拒絶したため、監督官は[[長老会]]と相談し、離婚せずに二人目の妻を娶ることを提案し、アナクサンドリデスはそれを容れた。その後、彼は二人目の妻との間にクレオメネスを得たが、それと時を同じくして最初の妻は妊娠し、前述の三人の息子を授かった。息子たちのうち、クレオメネスが長男であったことから、王位を継いだ<ref>ヘロドトス, V. 39-42; </ref><ref>パウサニアス, III. 3. 9</ref>。

また、アナクサンドリデスと[[アリストン (スパルタ王)|アリストン]]が王位にあった時に[[スパルタ]]はこれまで負け続けであった[[テゲア]]との戦争に優位に立つことができた<ref>ヘロドトス, I. 67; </ref><ref>パウサニアス, III. 3. 5</ref>。