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== 概要 ==
第二次世界大戦において、ドイツ軍は主に北大西洋上で、イギリスに対し、潜水艦・航空機を用いて通商破壊活動を行った。戦争前半において、ドイツ軍の[[U-ボート]]やFw200爆撃機は、多数のイギリス商船を沈めるに至った。それに対抗するためには、航空機による船団護衛が有効であったが、イギリス軍の航空母艦や長距離哨戒機は不足していた。
 
イギリス軍は窮余の策として、1941年6月頃から、商船の[[CAMシップ]]への改造を開始した。これは、商船に戦闘機とそれの射出用のカタパルトだけを設置したものであり、着艦設備はないものである。戦闘機は、空戦終了後、不時着水し、搭乗員は収容し航空機は破棄するものであった。この方法は、船団防空に一定の効果をもたらしたが、搭乗員の収容に問題があり、また対潜哨戒ができなかったために、さらに有効な船団護衛方法を検討することとなった。