「辻征夫」の版間の差分

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Aichi2009 (会話 | 投稿記録)
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==作品==
一般に彼の詩作品は、[[ライト・バース]]などと呼び慣わされていて、軽い、つまりは厚味のない作品であるかのように見なされているが、実際にその作品を注意深く読むならば、重層的時空間が混沌として現前する、特異な体験を呼び起こすものであることが多い。特に「ボートを漕ぐおばさんの肖像・河口眺望」(第四十四回[[芸術選奨]]文部大臣賞・第九回[[詩歌文学館賞]])は重要な詩集であり、『俳諧辻詩集』(第十四回[[現代詩花椿賞]]・第四回[[萩原朔太郎賞]])と『萌えいづる若葉に対峙して』の礎は、この二詩集において明確に準備されていた。<br>
 
詩集に『かぜのひきかた』、『天使・蝶・白い雲などいくつかの瞑想』(第二十五回[[藤村記念歴程賞]])、『ヴェルレーヌの余白に』(第二十一回[[高見順賞]])など。<br>