「サイエンス・フィクション」の版間の差分

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ウェルズのもう一つの業績は、SF的ギミック(ガジェット)を数多く「発明」した事にある。たとえばウェルズ以前に書かれた時間小説として知られる、[[チャールズ・ディケンズ]]の『[[クリスマス・キャロル (小説)|クリスマス・キャロル]]』では、「妖精の力」で時を越えるのに過ぎなかったが、ウェルズは「タイムマシン」という時を越える道具を主人公に「発明」させる事で時間を越えている。ウェルズの発明はタイムマシン以外にも、蛸型火星人、[[透明人間]]、[[冷凍睡眠]]装置、[[最終戦争]]等、SFの基本的なギミックのほとんどは、かれが考え出したものである。このためウェルズを評して時に「SF作家はウェルズを読まないほうがいい。自分のやろうとしてる事をすでにウェルズがやっている事を知って愕然とするから」といわれる事がある。
 
ウェルズやヴェルヌに影響を受けた作家として、[[コナン・ドイル]]がいる。彼は、[[シャーロック・ホームズシリーズ]]などの推理小説以外にも、[[チャレンジャー教授]]を主人公とした『[[失われた世界]]』(1912年)や『[[毒ガス帯]]』(1913年)などのSFも書いた。死去する前年の[[1929年]]に発表された海洋SF小説『[[マラコット深海]]』は科学的予見に満ちたドイルの傑作である。さらに、[[ジョージ・グリフィス]]が大衆向けの作品で商業的に成功し<ref>『現代SFの歴史』p.77</ref>、イギリスやヨーロッパではSFが盛んになっていった。
 
==== ロボットの「発明」とアンドロイド ====
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