「インクジェットプリンター」の版間の差分

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インクジェットプリンターでの印刷に使用されるインクは、オンデマンド型プリンターではほぼすべて水溶性のインクが使用されている。これは主に「[[染料|染料系]]」と「[[顔料|顔料系]]」の2系統に分けられる。
=== 色インク ===
インクジェットプリンターでカラー印刷を行う場合は、シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)を混ぜて他の色を表現する'''減色法'''([[減法混色]])が使われる。黒色はこの三色を混ぜることで理論的には表現できるが完全な黒色にすることは難しく、また三色のインクを同時に使用することはインク使用量を増やす結果となるため黒色表現のためのブラック(Bk)インクを搭載している。通常はC+M+Y+Bkの4色のインクで表現できるが、淡い色(人肌など)の粒状感を低減するために高級機種では通常より薄い(1/4~1/6程度)シアンとマゼンタを持つ物が多い。更にプロ向けの機種では、鮮烈な原色や発光色などを表現するなどため色空間を広くするため追加のインクを搭載する高級機種がものもある。また普通紙への文書印刷における文字のにじみを低減する観点から染料インクとは別に顔料のBkを用意している、もしくは4色インクのうちBkのみ顔料という機種も多い。
 
=== 染料系インク ===