「ホメオパシー」の版間の差分

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ハーネマンを原理とする「少量の毒によって健康を増進する」という考え方は、[[アレルギー]]治療における[[減感作療法]]と類似したものと捉えられることもある。しかし与えられる物質はホメオパシーの理論上は「同種」とされるに過ぎず、医学的観点からは[[アレルゲン]]のような症状の原因ではないという点で減感作療法とは異なっている。
また、減感作療法についてはそれが有効であるということが科学的にも立証されており、またその効果は[[免疫]]に寛容を誘導することにより発揮されているというメカニズムも解明されている。しかし、ホメオパシーの理論では極度に低濃度の物質を用い、生体に何らかの影響を及ぼすことは考えにくいため(発案当時は[[分子]]や[[原子]]の存在が未確認であった)、この点においても減感作療法とは異なる。
レメディーの原料のほとんどは前述の薬草・鉱物・動物であるが、[[結核]]や[[梅毒]]などの病原菌、各種の[[癌]][[細胞]]、場合によっては[[ベルリンの壁]]の破片、[[ストーンヘンジ]]、[[明治神宮X線]]、[[月光]]、[[X線]]、[[反物質]]、[[仏陀]]の絵(仏陀の受胎、誕生の絵とそしてその人生、そしてその死後の火星にいったときの絵)、[[葛飾北斎]]の絵(七面大明神応現図)、[[祝詞]]、[[般若心経]]、といった種々雑多な物体、空間・場所、絵画、文章も使用される。これら性質も形状も全く異なるものが、「水で希釈する」という同一の操作によって治療薬となり得るというのは、科学的見地からは極めて考えにくい。
 
ホメオパシーには「[[自然治癒力]]」と言う単語がさかんに用いられている。本来これは「[[免疫学]]」の用語であるが、ホメオパシーと「自然治癒力」の関係性が「免疫学」の見地から科学的に立証されたことはない。また、ホメオパシー団体は「レメディーを服用することで医者にかからなくても症状が軽減した」という「体験談」を頻繁に利用し、その理論的根拠にしているが、そういった体験談と偶然の自然治癒を区別することは困難である。体験談の真実性・信憑性もさることながら、科学的根拠も有効な統計も存在しない。それにも拘らず彼らはレメディーを服用することによって体内の毒が排泄され、一時的に症状が悪化する「[[好転反応]]」が起こると主張している<ref>典型的な説明として http://homoeopathyclinic.room.ne.jp </ref>。
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