「全国一斉地デジ化テスト」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Goki (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
Goki (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
31行目:
 
== 概要 ==
[[2010年]][[平成]]22年)[[6月19日]]は、日本国内ではアナログテレビジョン放送[[2011年問題 (日本のテレビジョン放送)|完全終了]]400日前([[石川県]][[珠洲市]]と近隣では35日前)という大きな節目の日にあたった。
 
そこで、[[日本の地上デジタルテレビ放送|地上デジタルテレビ放送]]完全移行の次の節目(後述)となる日の前日でもあり、各放送事業者の都合がついた当該日の15日後に、[[日本放送協会|NHK]]と[[日本民間放送連盟|民放連]]加盟地上波テレビ全127社が、まだデジタル転換が済んでない国民向けに、一刻も早い切り替えを促すためのミニ番組を一斉放送することにしたと、民放連が[[2010年]][[平成]]22年)[[5月27日]]に発表した。
 
内容についてはアナログ放送終了が迫っていることを視聴者によりはっきりと認識させるため、それまでの各種啓発番組・CMなどと異なり、かなりきつめのものになった。[[地デジカ]]と東京主要6社局の[[地上デジタル放送推進大使]]が出演、アナログとデジタルとで別内容にしてそれぞれの状況に応じた告知を行った。
* 開始(地デジカと地デジ大使が揃うシーン)から地デジカが扉を開けるシーンまではデジタル・アナログとも同一の映像。
* 重要な告知対象であるアナログ放送では、アナログ放送を見ている旨の地デジカのナレーションとアナログ放送停波時の画面イメージ“[[スノーノイズ|砂嵐]]”の上に「ご覧のアナログ放送は2011年7月に映らなくなります」というテロップを表示する映像デモンストレーションを行い、早期のデジタル化を求めた。その後砂嵐の映像の手前に地デジ大使が登場し、アンテナや共聴設備の確認・問い合わせを促した。
* デジタル放送では再び地デジカと地デジ大使が登場し、地デジに対応している旨を説明した上で、各家庭にある2〜3台目のテレビにおける点検をお願いし、アナログ放送を受信している場合はデジタルテレビ又はデジタル放送用チューナーの設置を促進する内容となった。
 
ただ、{{要検証範囲|一部|date=2010年7月}}の民放テレビ局では、送出マスター設備の都合でデジタル放送を視聴している断りを入れた上で、デジタルでもアナログと同じ内容を放送した。
* [[京都放送|KBS京都]]では、左右のデジタル放送のみ見える領域に「いま、ご覧のテレビは地デジ対応テレビです」「早目のご対応ありがとうございます」という表示が、上には「右の赤い丸の中にアナログ文字が見えたら…、地デジコールセンターにお電話を…」という表示(アナログ放送で右上に表示されている「アナログ」表示の位置に丸印が描かれている)がされていた。さらに、他局のアナログ放送向け映像とは異なり、左上の「ご覧のテレビはアナログ放送です」というテロップが表示されていない。
* [[サンテレビジョン|サンテレビ]]では、デジタルでは[[L字型画面]]で右下にアナログ放送のレターボックス内の内容が表示され、上部に「デジタル放送をご覧の皆さまにもアナログ放送と同じ内容をお送りしています」という表記で放送された。
* [[とちぎテレビ]]では、砂嵐のシーン以降に左上に表示される「ご覧のテレビはアナログ放送です」というテロップを覆い隠すかたちで「ご覧のテレビはデジタル放送です」という表示が、砂嵐のシーンで画面中央部に表示されるテロップを覆い隠すかたちで「アナログテレビはこの様になりますが、ご覧のテレビはすでにデジタル対応ですので、これまでどおりご覧いただけます」という表示がなされた。
 
また、聴覚障碍者向けに発言の内容を示す字幕の扱いについては、普段はクローズドキャプションの[[文字多重放送]]([[字幕放送]])を行わない独立系UHF局も字幕放送を行った局もあった。通常の字幕放送システムを利用した局<ref>クローズドキャプションの字幕:民放のうち、[[テレビ神奈川|tvk]]・[[千葉テレビ放送|チバテレビ]]・[[とちぎテレビ]]・[[京都放送|KBS京都]]・[[サンテレビジョン|サンテレビ]]以外の局</ref>、{{要検証範囲|テロップとして通常放送に挿入した局|date=2010年7月}}<ref>NHK2波は、アナログの場合レターボックス下の黒帯にテロップを表示していた。</ref>が混在した。さらに音声についても、同一地域内にいてモノラルで放送した局、ステレオで放送した局とが混在した。
 
== 放送後の対応 ==
NHKと各民放ではこの翌日([[2010(2010]][[平成]]22年)[[7月5日]])から啓発CMの内容を改めるとともに、アナログ放送については原則として<ref>NHKの4:3製作番組、一部のCMやテレビショッピング番組、4:3製作された放送局に著作権のない外部制作番組、独立UHF局における再放送番組は画面いっぱいに表示される。時刻出しはNHKは16:9の画面外(元の位置)に表示する等、各局で異なる。</ref>、全て16:9サイズの[[レターボックス (映像技術)|レターボックス]]放送に移行し、黒帯部分におけるアナログ放送終了告知を強化することにしている。またNHKの一部局などで先行実施している、放送開始・終了時以外におけるデジタル・アナログ別内容化してのアナログ放送終了啓発活動<ref>例えば、NHK福岡放送局では{{safesubst:jdate/sandbox|2010}}4年(平成22年)4月半ばごろから、[[渡邊佐和子]]大使が出演したアナログ放送限定スポットを3種類放送しており、デジタル放送の受信方法、集合住宅・ビル陰対策について説明している。スポット放送中は随時「ご覧の放送はアナログ放送です」というテロップが右上に表示されている。</ref>も、これ以降{{要検証範囲|全局|date=2010年7月}}で実施となる。
 
具体的な内容は、以下のいずれかとなる。
*この番組をベースとしたもの。タイトルは「一斉」が除かれ、本放送時の「制作・著作 民放テレビ127社/NHK」も消去され、スポットCMとして放送できるように改訂されたが、ナレーションやテロップが一部異なること以外、内容は変わっていない。NHKは、完全移行1年前となる[[2010年]][[平成]]22年)[[7月24日]]に[[NHK総合テレビジョン|総合テレビ]]で12時40分からと17時34分から改訂版を放送。この他に地デジへの早期移行を促す啓発ドラマなども併せて放送した。
*本家民放連地デジ化CMの波別化。[[Microsoft Windows|ウィンドウズデジタルライフスタイルコンソーシアム]]が制作した「パソコンも地デジ化」バージョンの演出を踏襲した上で、アナログ放送では赤と砂嵐を基調とし、デジタル化を急ぐよう訴える内容。デジタル放送では青を基調とし、デジタル対応を祝うとともに、近隣への早期地デジ以降呼びかけを求める内容。日本テレビなど本家民放連CMを放送していた局でこの内容に切り替えられた。
*独自の対応。デジタル放送で流されるCMはデジタルテレビの活用方法を紹介するものも加える一方、アナログ放送については早期移行を促すものにほぼ収斂される見通し。例として静岡県の[[静岡第一テレビ|だいいちテレビ]]では、[[徳増ないる]]大使出演で6月半ばから実質デジタル放送限定の15秒CMを放送しており、データ放送の活用を呼び掛けている。このCMは冒頭「デジタル放送をご覧のみなさま」で始まっている。静岡県内では5社局・県地デジ推進協の15秒CM「Let's 静岡の地デジ化!」もあり、こちらはアナログ波中心で放送されている。
57行目:
 
== ネット局 ==
* [[日本放送協会]](NHK)([[NHK総合テレビジョン|総合]]及び[[NHK教育テレビジョン|教育]]の両方で放送)
* [[日本民間放送連盟]]の地上波テレビ放送を実施している加盟局127社
=== 特記事項 ===
*“字幕放送”のテロップは系列キー局(テレビ東京系は{{要検証範囲|●●|date=2010年7月}}、独立局は{{要検証範囲|●●|date=2010年7月}})がそれぞれ送出。
* [[放送大学学園|放送大学]]は、衛星放送の[[スカパー!]]にてサイマル放送を行っている関係もあり放送せず、17:30より授業科目番組『芸術史と芸術理論('10)』第13回(45分)を通常放送した。
 
== 出演した地デジ大使 ==
* [[鈴木奈穂子]](NHK東京)
* [[馬場典子]](日本テレビ・当番局)
* [[上宮菜々子]]([[テレビ朝日]])
* [[竹内香苗]]([[TBSテレビ]])
* [[森本智子]]([[テレビ東京]])
* [[中村仁美]]([[フジテレビジョン|フジテレビ]])
 
== 視聴率 ==