「ラメ」の版間の差分

'''ラメ'''（仏[[フランス語：Lamé）]]：{{lang|fr|Lamé}}）とは、[[金銀糸]]の他、金属箔を施した[[糸]]、または、それらの糸を織り込んだ[[織物]]の総称。

語源のフランス語「{{lang|fr|Lamé}}」は、[[刃]]（[[英語]]：blade）の意味のほか他に、薄板や箔の意味があり、そこから糸に箔で薄膜を施し、金属のような光沢がある糸をラメ糸と呼び、それらを織り込んだ[[織物]]などをラメ生地などと呼ぶ。箔の施し方や糸の撚り方、織り方によってキラキラ感を出すものもあり、これが転じて、織物の他にラメ粉（微細な金属粉）を利用し、表面塗装してキラキラ感を出したものもラメと呼ばれる。

*== 織物としての用途 ==

:高級なものでは[[絹糸]]、一般的なものには[[レーヨン]]、[[ナイロン]]糸に金属箔を巻き付ける（現在は大量生産に向いた[[真空蒸着]]したものが主流）。織物としては柄を構成する色の一つとして使われ、手芸用品としては[[刺繍]]糸として使われる。また、その金属色そのものの布として生地になる。これらの生地は光をよく反射して目立つので、舞台衣装などに使われている。ただし、これらの布は水洗い出来ないものもあり、取り扱いには注意が必要。

*== 塗料としての用途 ==

:キラキラ感を出すために使われる。同様のものとしては、[[雲母]]を使い、極小のキラキラ感を出すパール塗料があるが、ラメを配合した塗料では、パールより粒子が粗く、よりキラキラとした感じを出すことが出来る。

== 関連 ==

* [[金銀糸]]

* [[雲母]]