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'''ナルシル''' ('''Narsil''') は[[J・R・R・トールキン]]の[[小説]]『[[指輪物語]]』に登場した[[ドゥーネダイン]]の上級王[[エレンディル]]の[[剣]]。[[ドワーフ (トールキン)|ドワーフ]]の名工[[テルハール]]の作。その名は剣が太陽の光と月の光で輝いていたことに由来する([[クウェンヤ]]:''Anar'' 太陽、''Isil'' 月)。
 
== 概要 ==
{{ネタバレ}}
 
エレンディルは[[バラド=ドゥーア]]の包囲戦においてこの剣を振るった。かれは[[エルフ (トールキン)|エルフ]]の上級王[[ギル=ガラド]]とともに[[サウロン]]と戦い、二人は討ち死にしたが、同時にサウロンも倒れた。この時、ナルシルは倒れたエレンディルの下で二つに折れた。エレンディルの長子[[イシルドゥア]]は柄に残った刃でサウロンの手から[[一つの指輪]]を切り落とした。
 
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剣はまた'''折れたる剣'''とも呼ばれた。[[ゴンドールの執政]]の息子、[[ボロミア]]は夢のお告げの「折れたる剣を求めよ」と言う言葉にしたがって裂け谷を訪れ、エルロンドの会議に参加することとなった。
 
== 映画版 ==
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[[ピーター・ジャクソン]]の映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』ではナルシルは二つではなく、いくつのもの破片に砕けており、砕けた理由もサウロンが踏み敷いたためとなっていた。またアンドゥーリルに鍛え直されたのは第3部『王の帰還』になってからであり、その後でエルロンドからアラゴルンに渡された。
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ちなみにこの剣が修復される場面の描写は、折れた箇所を熱しながらハンマーで叩くという独特の工程であった。[[溶接]]と[[鍛造]]を同時に行っているような不思議なこの作業は、まさにエルフの剣ならではと言えよう。なおこのシーンのエルフの[[鍛冶師]]は、本物の鍛冶師がエルフの扮装をして「演じて」いるそうである([[アイゼンガルド]]の地下での[[オーク]]の鍛冶師も本物の鍛冶師)。
 
[[Category:中つ国の武具品物|なるしる]]
 
[[ca:Nàrsil]]