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'''PROTREK'''(プロトレック)は、[[カシオ計算機]]が販売する[[腕時計]]の[[ブランド]]である。ほとんどの機種に、[[温度]]センサーや[[気圧]]センサー、[[方位]]センサーが装備してあるのが特徴である。
 
登山などのアウトドアで使用されることを想定しており、ほとんどの機種が[[温度]]センサー・[[気圧]]センサー・[[方位]]センサーを装備し、気温・気圧・方位を計測できるのが特徴である。
上位機種は、[[ヨーロッパ|欧州]]など日本国外の電波受信にも対応する。
 
大半の機種に[[電波時計|標準電波受信機能]]が搭載され、上位機種は[[ヨーロッパ|欧州]]など日本国外の電波受信にも対応する。
 
== 主に搭載されている機能 ==
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上位機種には、計測時に時計12時方向が指している方角を記憶し、霧や吹雪など視界の悪化でも方位を見失わないよう、目標物の方角を示すベアリングメモリ機能や、[[磁北]]と地図上の真北を補正する機能を有するものもある。
計測に当たっては、時計本体を水平に保つことと、着磁などの影響による誤差を避けるためのキャリブレーションが必要となる。
 
あらかじめ時差、緯度・経度、太陽の方向をセットすることにより、時計回りのベゼルにある同じ数字の位置を太陽に向けると、時計の12時位置方向が北となる簡易的方角計測機能を搭載している機種もある
 
=== 気圧測定機能 ===
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グラフィック表示機能のある機種では、そのグラフィックによる気圧の傾向で、天候の予測を行うことが出来る。
高高度の登山や、高層建築物での昇降などでは異常な数値を示す場合がある。
 
=== 高度計測機能 ===
高度が上がれば[[気圧]]が下がる現象を利用し、現在の高度を表示する機能。
機種により、バーグラフによる高度の推移の表示機能、一定時間ごとに高度データを記憶する機能、最近の自動取得データ値と現在測定値の差をグラフィック表示する機能を有するものがある。
注意点として、高度データは海抜0メートルを基準としているわけではなく、測定開始点からの高度を表示する相対高度計であることと、時々刻々変化する[[気圧]]により測定誤差が発生するため、登山などでは標高点表示に合わせて再調整(キャリブレーション)が必要な場合がある。
 
=== 温度計測機能 ===
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腕時計であるがために、素肌に装着した場合、体温を感知し正確な温度を表示しない点に注意が必要。
時計内部の基盤に温度[[センサー]]が設置されているため、正確な外気温を計測する場合、数分から数十分腕から外しておくことが必要となる。
 
=== 高度計測機能 ===
高度が上がれば[[気圧]]が下がる現象を利用し、現在の高度を表示する機能。
機種により、バーグラフによる高度の推移の表示機能、一定時間ごとに高度データを記憶する機能、最近の自動取得データ値と現在測定値の差をグラフィック表示する機能を有するものがある。
注意点として、高度データは海抜0メートルを基準としているわけではなく、測定開始点からの高度を表示する相対高度計であることと、時々刻々変化する[[気圧]]により測定誤差が発生するため、登山などでは標高点表示に合わせて再調整(キャリブレーション)が必要な場合がある。
 
=== タイドグラフ機能 ===
潮の干満を時刻より割り出してグラフィック表示する機能。
主にフィッシャーマン向け製品、SEA PATHFINDERなど海での用途向けの製品、PROTREKシリーズでは上位機種に搭載される。
あくまで、内蔵コンピュータによる簡易計算で潮汐を予測しているため、リアルタイムに正確な潮汐情報を表示することは不可能とされている。誤差や計算によるずれを考慮すればであり、あくまで参考程度にとどめるべき機能と言えの表示である。
 
=== 簡易方位計測機能 ===
あらかじめ時差、緯度・経度、太陽の方向をセットすることにより、時計回りのベゼルにある同じ数字の位置を太陽に向けると、時計の12時位置方向が北となる簡易的方角計測機能。
 
=== 日の出・日の入り予測機能 ===
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=== ムーンデータ(月齢表示)機能 ===
月は潮の干満に影響することから、現在時刻により月齢のグラフィック表示を行う機能。
主にフィッシャーマン向けモデル、上位機種に搭載される。
あくまで内蔵コンピュータによる簡易計算のため、新聞や天文台などの公式な情報と誤差が生じてくる。
誤差や計算によるずれを考慮すれば、あくまで参考程度にとどめるべき機能と言える。
 
=== オートライト機能 ===
本体を一定角度に傾けると、自動的にバックライトが点灯する機能。
使用に当たっては、必要時以外にはOFFにしておかないと[[バッテリー]]の消耗が激しく進む。
 
=== タフソーラー機能 ===
文字盤の[[太陽電池]]と、内蔵の大容量[[二次電池]]により電池交換を不要とする充電機能。蛍光灯程度の光量でも発電可能だが、発電量が不足する時はパワーセービング機能により時計機能の長寿命化活動を図っている。
 
=== 釣果予測機能 ===
釣り場の緯度経度、時差などをあらかじめ入力しておくことにより、釣りに最も適した時間を予測し表示する機能。フィッシャーマン向けモデルに搭載されている。
 
=== デュプレックスLCD機能 ===
通常時刻などを表示するLCDの上に、方位グラフィックや気圧・高度差を表示する二重[[液晶]]機能。
 
グラフィックスが見やすいという意見もあれば、時刻などの文字上にグラフィック表示されるため見づらい、液晶が二重になっているため、グラフィックが表示されていない状態でも(角度によっては)見づらくなるという意見がある。
=== 簡易方位計測タフソーラー機能 ===
{{main|太陽電池時計}}
 
=== 電波時計機能 ===
トリプルセンサーを搭載した上位モデルでも標準電波受信機能を搭載しない機種もある。
一部機種には、国内2バンドのみ、もしくは国内2バンドに加え、海外の時刻情報電波を受信することが出来るマルチバンド5または6と呼ばれる機能を搭載している。
{{main|wave ceptor}}
一日一回電波を受信し、自動的に時刻を補正するが、電波受信環境が悪い場合は通常の時計として機能する。
自動時刻受信に加え、手動操作による強制電波受信機能もある。
 
== 日本国向けPROTREK・北米版Pathfinderシリーズ ==
日本国外での名称は日本国内同様「PROTREK」であるが、アメリカ、カナダのみ「Pathfinder」の名称を使用する。
製品の型番が、日本国内版であれば PR*-****(例:PRW-1500、PRG-40など)であるのに対し、Pathfinderは PA*-****となっている。
基本的に日本国内版と機能に差はないが、各種センサーの表示単位の切り替え機能が付加されている。
なお、日本国内の時刻電波のみに対応したPRW-1000シリーズに相当する日本国外版は存在していない。
電波時計に対応した製品は、日本国外の電波に対応できるPRW-1100相当以降からラインナップされている。
 
=== 差異など ===
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単位切り替えができることを好む人は、逆輸入でPathfinderを求めることがある。
 
日本国内版、日本国外版とも[[液晶]][[ディスプレイ]]は共通部品であり、国内版製品でも光の当て具合や見る角度によって、外版製品の単位表示パターンが存在していることを確認できる。
 
== 外部リンク ==
* [http://casio.jp/wat/PROTREK/ CASIOのサイト内のページ]
 
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{{DEFAULTSORT:ふろとれつく}}
 
[[Category:腕時計]]
[[Category:カシオ計算機]]
[[Category:ブランド名]]
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