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:人が理性的な追求によっては知り得ない[[神]]に関する真理、永遠に関する真理、救いに関する真理などを、神はその[[預言者]]や[[使徒]]を通して、人に語られた<ref>([[マタイによる福音書|マタイ]]16:17)</ref>神の行為、また、その結果を指す。真理の「内容」に関わっている。「啓示」における「啓」とは「開く」の意である。
;霊感
:神によって開明され、示された真理を「記述」するに当たって、記者に対して与えられた[[聖霊]]の干渉のことである。人は過ちを犯す者であるが、そのような人間が、神の真理を書き記し、伝達するにあたって、神は、霊感を記者に与え、彼らが正確、また十分に啓示内容を書き記すことができるようにした<ref>『[[テモテへの第二の手紙]]』3:16、17、『[[ペテロの第二の手紙]]』1:20、21</ref>。これが聖霊による霊感の働きである。『[[テモテへの第二の手紙]]』3章16節によれば、
:* 「(聖書は)すべて、」(“{{Lang|el|πασα}}”)とあるように、霊感は、[[聖書]]全巻に及んでいる。
:*「神の霊感によるもので、、、」(“{{Lang|el|θεοπνυστος}}”)とは、[[ギリシャ語]]では、神によって「息吹きだされた」との意味で、人間的な著作に神が霊感を加えたというよりも、聖書自体、すなわち、その真理内容が、神によって与えられたことを主張するものである。