「車のいろは空のいろ」の版間の差分

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=== 車のいろは空のいろ 白いぼうし ===
この巻収録のエピソードの大半は雑誌『[[早大童話会|びわの実学校]]』が初出だが、一番最初に書かれたのは「くましんし」で、同団体への投稿により、『びわの実学校』13号の「童話教室」欄に載った。これで同団体代表の[[坪田譲治 (作家)|坪田譲治]]に認められる。松井は当初主役ではなかったが、一年以上たってあまんの師匠の[[与田準一]]が「松井さんは元気か」と言い、それがきっかけでシリーズ化した。その後[[今西祐行]]から単独刊行の話があり、シリーズ名の『車のいろは空のいろ』は、タクシーの車体色を聞かれたあまんの返答を元に今西が考えた。あまんは後に「幼少時病弱で、部屋の中から眺めていた青空が原点だろう」とも語っている(『あまんきみこセレクション5 ある日ある時』『あまんきみこ童話集2』より)。
 
旧版タイトルは1968年初版の「ポプラ社の創作童話」3『車のいろは空のいろ』で、あまんの初単独刊行作である。[[日本児童文学者協会]]第一回新人賞受賞、[[野間児童文学賞]]第六回推奨作品。