「広域地名」の版間の差分

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'''広域地名'''(こういきちめい)は、[[都道府県]]名や[[令制国|旧国名]]、[[郡]]名などといった、実際の区域よりも広い地域を指す[[地名]]を市町村名に使用していること、またその地名を指す。
 
== 概要 ==
 
== 僭称地名 ==
「僭称」が本来の意味を外れて拡張された用法として、[[地方公共団体|地方自治体]]などが自己の領域よりも広い範囲を表す[[地名]](広域地名や自然地名など)をそのまま狭い範囲の地名として用いている地名(例:[[飛騨国]]に対する[[飛騨市]]、[[千曲川]]に対する[[千曲市]])、あるいは地名の由来に該当しない地域が外の地域の地名を名乗っている地名(例:[[行田市]][[埼玉村|埼玉]]・[[埼玉郡]]に対する[[さいたま市]])が、「'''僭称地名'''」(せんしょうちめい)と批判される事がある<ref>[[楠原佑介]]『こんな市名はもういらない!』東京堂出版、[[片岡正人]]『市町村合併で「地名」を殺すな』洋泉社など。「大風呂敷地名」([[今尾恵介]]『生まれる地名、消える地名』実業之日本社)など、他の語を用いる者もいる。</ref>。本来は広域を指す地名であるにもかかわらず、地域の事情を知らない者が、その自治体のみを指す地名だと誤解する恐れがある。
 
*'''さいたま市'''
:(→背景については「[[さいたま市#名称問題]]」参照。)
:「さいたま市」は、2001年5月に[[大宮市]]と[[浦和市]]、[[与野市]]の合併で発足した市であるが、この3市は[[埼玉郡]]ではなく[[足立郡]]に属してい
:このため、「[[埼玉古墳群]]」を擁し「埼玉」の発祥地となっている[[行田市]]から、「埼玉郡に属していない市町村の合併で発足した市が『埼玉』『さいたま』を称することは僭称だ」という批判が起こった。
 
*'''[[中京]]'''
「僭称」の本来の意味に沿って「僭称地名」を定義するならば、市の格を備えていない[[町]]や[[村]]ばかりが集まって合併した[[地方公共団体|地方自治体]]が、既存の市と同格の扱いとなる「○○市」を名乗ることだろう。しかしそもそも「市の格」とは何か、そういったものが存在するのかということが常に問題となるため、この意味で「僭称地名」を用いるのも困難が伴うといわざるを得ない。
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なお、旧国名・郡名の名前が付く自治体の名称については、[[#広域地名を採用した主な自治体一覧]]を参照すること
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===旧国名・郡名の名前が付く市町村===
 
==日本以外==
後述のリスト一覧で挙げる以外に、次のようなケースもある。
*[[大韓民国]]と[[朝鮮民主主義人民共和国]]のように、もともと1つの国家だったのが分断され、双方が元の国の範囲を表す国名を名乗るケースについては[[分断国家]]を参照。
*[[ロシア]]、[[ドイツ]]、[[オーストリア]]、[[ルクセンブルク]]など、領土を失った結果、歴史的な範囲と比べると狭くなっている国。
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