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EJ25はボアが99.5mmと非常に大きいため、ストロークが79mmとEJ20より4mm長いにも関わらずショートストロークエンジンである。そのためか、登場当時からEJ20同様に軽快な吹け上がりと、2.5Lクラスとしてはコンパクトなエンジン(2.5LながらEJ20と同寸法で、重量もほぼ同じ)であることが好評で、特に海外仕様のEJ25ターボエンジンはインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーの2.0~2.5L部門賞を2度獲得するなど高い評価を受けている。基本レイアウト(ボアピッチやデッキハイト等)や車両への搭載方法がEJ20と同じで外観寸法もEJ20とほぼ同一で、メーカーとしても大きな設計変更なく余裕のあるエンジンに換装が出来ることから、各車種とも徐々にEJ25の採用を増やしてきた。
また、2000年を過ぎてから長い間噂されてきた新エンジンについては、富士重工が2010年9月23日に、群馬製作所大泉工場で21年ぶりとなる新型エンジン(FB型)を発表<ref>[http://www.fhi.co.jp/news/10_07_09/10_09_23.html 富士重工業、新世代ボクサーエンジンを開発] 富士重工業ニュースリリース、2010年9月23日</ref>。EJ型エンジンに変わる2.0~2.5Lクラス4気筒水平対向エンジンとして、フォレスターを皮切りに搭載範囲を順次拡大していくことが伝えられた。自然吸気用として開発されたこのエンジンは群馬製作所大泉工場内の専用工場にて生産され、EJ型とは違いボア×ストロークは84mm×90mmとロングストローク化を達成、各種改良によりコストダウンとともに高効率化し、出力や燃費の向上の他にも、将来対応が厳しくなることが予想される環境性能も十分に満足させる発展的設計を取り入れたとされている。その内容も、EJ型のやり方を踏襲するのではなく、完全新設計でEZ30型等に近い、より現代的な内容となっている。
このようにスバルを数々のヒット車種とともに支え続けてきたEJ20も、徐々に役目を終えようとしているところであるが、その一方で、モータースポーツの世界で十分な実績を持つEJ20型ターボエンジンは
最終的にスバルの判断と国土交通省の許認可次第ではあるが、3代目インプレッサWRX STIで到達した308馬力を超える出力を近い内に得て、後継エンジン登場後もしばらくの間採用され続ける事も考えられる。
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