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'''紫衣事件'''(しえじけん)とは、[[江戸時代]]初期における、[[江戸幕府]]の[[朝廷]]に対する圧迫と統制を示す朝幕間の対立事件である。江戸時代初期における朝幕関係上、最大の不和確執とされる。[[後水尾天皇]]はこの事件をきっかけに幕府に何の相談もなく退位を決意したとも考えられており、朝幕関係に深刻な打撃を与える大きな対立であった。
 
==紫衣==
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寛永6年([[1629年]])、幕府は、沢庵ら幕府に反抗した高僧を[[出羽国]]や[[陸奥国]]への[[流罪]]に処した。
 
この事件により、江戸幕府は「幕府の法度は天皇の勅許にも優先する」という事を明示した。これは、元は朝廷の官職のひとつに過ぎなかった征夷大将軍とその幕府が、天皇よりも上に立ったという事を意味している。
 
 
==関連項目==