「車いすマラソン」の版間の差分

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*'''ボストンが障害者スポーツにおける公認レースでない理由'''<br />
 
 障害者スポーツが誕生する何十年も前から存在し、既に[[権威]]であるボストンマラソンが、歴史の浅いIPC等の公認を得るメリットは多くないと認識しているであろうことは想像に難くない。なお、余談ではあるが、ボストンのコースはほぼ一直線で折り返し点がなく、スタート地点よりもフィニッシュ地点の方が141m低い下り坂であり、高低差が1/1000以内(42.195mのマラソンでは、42m以内)という基準を満たしていない。
 
== 主な選手 ==
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**'''ディスクホイール(後輪)の採用'''
: 車いすの大輪(後輪)は、もともと自転車用のものを流用していたが、自転車用にディスクホイール(板状の円盤)が開発されると競技用車いすにも採用されるようになった。従来のスポーク型の後輪の場合、ハンドリムを回す力はスポークに対しては横向きの力となるため、たわむ(曲がる)が、仮に毎回1cmたわむ場合、1回漕ぐたびに1cm分のロスが出ることになる。車輪全体を円盤にすることで剛性が向上し、パワーロスはほぼゼロとなった。
: ディスクの素材には主にいわゆるカーボン([[炭素繊維|炭素]][[繊維強化プラスチック]])が使用されており、競技用車いすにはCorima社製のものがよく使われている。なお余談であるが、炭素繊維強化プラスチックは、硬くて軽いことから[[スピーカー]]の[[振動板]](コーン)の素材にも使用されるほど振動により音を出しやすい性質を持っている。このため車いすレーサーが走ると、2枚の後輪が路面の凸凹により振動し、ゴーゴーというカーボンディスクホイール特有の大きな音を発生させる。
:(1999年の世界記録:1時間20分14秒/ハインツ・フライ(スイス)大分国際)