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'''オープンフォーマット'''({{lang-en-short|Open format}})は、通常、非営利の標準化団体が管理し、利用が自由で法的な制約がなく、公開されている[[ファイルフォーマット]]の仕様を指す。オープンフォーマットは[[オープン標準]]の一部である。[[プロプライエタリ・ソフトウェア]]でも[[FLOSS]]でも実装可能である。一方、プロプライエタリ・フォーマットは特許権や著作権で保護されたファイルフォーマットであり、それを[[リバースエンジニアリング]]によって相互運用可能にすることについては立場によって様々な考え方がある。
 
オープンフォーマットの目的は、法的にも技術的にも将来に渡って長期的なデータへのアクセスを保証することである。また、[[プロプライエタリ・フォーマット]]が競合製品を排除して特定ベンダーが市場を占有するのを助長するのに対して、オープンフォーマットは競争状態のある健全な市場を形成する。各国政府はオープンフォーマット問題に注目するようになりつつある{{要出典|date=2009年11月}}。
 
== オープンフォーマットとオープンソース ==
オープンフォーマットと[[FLOSS]](フリー/オープンソース・ソフトウェア)の関係は誤解されていることが多い。多くのプロプライエタリ・ソフトウェアがオープンフォーマットを利用しており、同時にFLOSSであってもプロプライエタリ・フォーマットを使っている。例えば、[[HyperText Markup Language|HTML]] は [[World Wide Web]] で一般に使われているオープンフォーマットの[[マークアップ言語]]だが、[[マイクロソフト]]の [[Internet Explorer]] のようなプロプライエタリなブラウザでも使われているし、[[Mozilla Firefox]] のようなフリー/オープンソースのブラウザでも使われている。一方、[[OpenOffice.org]] はフリー/オープンソースの[[オフィススイート]]だが、[[OpenDocument]] などのオープンフォーマットだけでなく、マイクロソフトのプロプライエタリな DOC 形式も扱える。企業によってはファイルフォーマットを公表することでサードパーティやハードウェアベンダーがリーダーやライターを開発できるようにし、そのフォーマットの普及を促進させている。例えば、[[アドビシステムズ]]の[[Portable Document Format|PDF]]やマイクロソフトの[[Rich Text Format|RTF]]がある。しかし、プロプライエタリ・フォーマットの中には何らかの[[特許]]によって保護されているものもあり、(少なくとも、[[GNU General Public License]]などのライセンス条件では)フリー/オープンソースの実装が妨げられている。そのようなフォーマットが競争を妨げているという批判もある{{要出典|date=2009年11月}}。
 
== オープンフォーマットの例 ==