「カワゲラウォッチング」の版間の差分

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特に、[[環境省]]が子供向けの調査用冊子を作成し、無料で配布しているため、これを用いて調査するのがよく行われている。最新のものは『川の生きものをしらべよう』(財団法人日本水環境学会、2006)である。この種の調査法としては専門的には[[ベック・ツダ法]]がよく用いられている。それに対してこの冊子では種別を簡略化し、厳密な同定を不要とし、さらにわかりやすい図をつけているので、それと突き合わせればだいたい判断ができる。また、ベック・ツダ法では清冽な水質に生息するものと汚濁に抵抗性のあるものの2つに分けるのに対して、こちらは水質の良い方から汚れた方まで4段階に分け、そのどの階級のものが多いかで判断する。
 
この方法は、細かい同定が不要であること、おおざっぱな区分でよいので簡便であることなど確かに子供向けには都合がよい。反面、指標にならない多くの生物を無視すること、わかりやすさのために細かい多様性が犠牲になっていること、全国一律に使えるようにするためにやや無理が生じている嫌いがあるなどの批判もある。子供でも使える、という目的のためにはやむを得ない面もあるが、次第徐々に改良されること期待される。
 
== 具体的な方法 ==