「ベトナム戦争」の版間の差分

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穏健派として知られるフォン大統領による土壇場での停戦交渉が期待されたものの、パリ協定発効以降、協定内容に則りタンソンニャット空軍基地に駐留していた北ベトナム政府代表団は、穏健派であるもののチュー元大統領の影響が強いとみられたフォン大統領との和平交渉を[[4月23日]]に正式に拒否し、存在意義を失ったフォン大統領は[[4月29日]]に、就任後わずか8日で辞任した。後任として同日に同じく穏健派の[[ズオン・バン・ミン]]将軍が就任したが、ミン新大統領による土壇場での和平交渉は北ベトナム政府代表団によって同じく拒絶された。
 
首都であるサイゴン陥落による混乱を恐れた南ベトナム政府上層部の家族や富裕層は、4月中旬以降次々と民間航空便で国外への脱出を図っていたが、この頃になると、サイゴン北部の[[タンソンニャット国際空港|タンソンニャット空軍基地]]にも攻撃が及んできたために、同空港を発着する[[ベトナム航空]]や[[パンアメリカン航空]]、[[シンガポール航空]]などの民間航空機の運や、「オペーレーション・ベイビー・リフト」も4月26日をもって全面的に停止した。
 
また、一般市民も南ベトナム政権の崩壊を予測し、南ベトナムの通貨である[[ピアストル]]を[[金]]や[[ダイヤモンド]]、[[アメリカドル]]に交換したため、ピアストルの価値が暴落した<ref>「サイゴンのいちばん長い日」[[近藤紘一]]著 サンケイ新聞 1975年</ref>。