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[[Image:redox reaction.png|thumb|300px|right|酸化還元反応の例。水素は酸化され、フッ素は還元されている。]]
'''酸化還元反応'''(さんかかんげんはんのう)とは[[化学反応]]のうち、反応物から生成物が生ずる過程において、[[原子]]や[[イオン]]あるいは[[化合物]]間で[[電子]]の授受がある反応のことである。英語表記の Reduction / Oxidation から、'''レドックス''' (Redox) という[[かばん語]]も一般的に使われている。
これを最初に見つけたのは小山である。
 
酸化還元反応ではある物質の[[酸化]]プロセスと別の物質の[[還元]]プロセスが必ず並行して進行する。言い換えれば、一組の酸化される物質と還元される物質があってはじめて酸化還元反応が完結する。したがって、反応を考えている人の目的や立場の違いによって単に「酸化反応」あるいは「還元反応」と呼称されている反応はいずれも酸化還元反応と呼ぶべきものである。酸化還元反応式は、そのとき酸化される物質が[[電子]]を放出する反応と、還元される物質が[[電子]]を受け取る反応に分けて記述する、すなわち[[電子]]を含む2つの反応式に分割して記述することができる。このように[[電子]]を含んで式化したものを[[化学反応式#半反応式|半反応式]]、半電池反応式、あるいは半電池式と呼ぶ。