「中高一貫教育」の版間の差分

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それに対して、高校募集をしない学校を'''完全中高一貫校'''と言う。高校募集を停止して完全中高一貫校になる学校が徐々に増えつつある。その背景として、外部生(高校入学組)は入学時の学力は高いものの、中高一貫したカリキュラムを受けた内進生に比べて進度が遅いことがある。高校募集を継続していても、高校から入学した生徒への未履修分野の補講が必要となったり、中には、高校から入学した生徒を中学からの内進生のクラスに組み込まず、別クラスにする学校もある。中等教育学校も基本的に後期課程募集はしない。
 
ただし、完全中高一貫校の場合、高校受験で入ることができないため、入学するには中学受験からでなければならず、一方で中学受験は多くの学校で年齢制限が厳しいため、高校受験が可能な年齢の受験生が応募できないケースも多い。つまり、完全中高一貫校になると、その学校に魅力を感じて高校に入学したいと思っても、年齢的な理由で中学・高校とも入学できなくなるケースが多いという実態がある。これは日本の中等教育が[[年齢主義と課程主義|年齢主義]]の強い影響を受けているためである。
 
なお、中高一貫校と銘打ちながら、中学卒業段階で県立の進学高に生徒の多くが流出し、系列高校への進学が少ないため、中学は評価が高いものの、高校は中学と比較して評価が著しく低く、中高一貫校としての評価が全く得られていないという、東京、京阪神等の中高一貫校([[履正社中学校・高等学校]]を除く)では見られない特異な現象が起きている学校もある([[愛知県]][[東三河]]地方の[[桜丘中学校・高等学校 (愛知県)|桜丘中学校・高等学校]]など)。