「若ヘンリー王」の版間の差分

兄ウィリアム（ギヨーム）が夭逝したため、実質的な長男として父の後継者に定められ、また[[1170年]]に共同君主に立てられた。しかし、君主としての実権はなく、また、父が自分の教育係であった[[トマス・ベケット]]を[[暗殺]]したことや末弟ジョン（後の[[ジョン (イングランド王)|ジョン王]]）を偏愛することに反発し、母や義父である[[フランス王国|フランス]]王[[ルイ7世 (フランス王)|ルイ7世]]の後押しを受けて、弟リチャード（フランス語ではリシャール、後の[[リチャード1世 (イングランド王)|リチャード1世]]）、ジェフリー（ブルターニュ公[[ジョフロワ2世 (ブルターニュ公)|ジョフロワ2世]]）と共に、父に対して[[1173年]]に反乱を起こした。

翌[[1174年]]に若ヘンリーらは父と和解するが、その後も不和は続いた。[[1182年]]にはリチャードが自分への臣従礼を拒否したことから、ジェフリーと組んでリチャードと交戦した。翌[[1183年]]に若ヘンリーは28歳で病死去し、リチャードが新たに父の後継者となった。