「コープ転位」の版間の差分

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== 反応機構 ==
[[反応機構]]は[[ペリ環状反応]]に属し、[[反応中間体]]を生じずに6員環[[遷移状態]]を経てすべての結合が同時(協奏的)に移動する。6員環遷移状態としては通常は擬[[いす型]]をとるものが擬[[ふね型]]をとるよりも有利である。これは擬ふね型の場合には2位と5位の炭素が空間的に近くに位置し、その時にこれらの炭素上の[[HOMO]]のローブが反結合型で相互作用するためにエネルギーが高くなるものとされている。複数の擬ふね型の遷移状態が可能である場合、立体的にかさ高い置換基が擬[[エカトリアル|エクアトリアル位]]にあるような遷移状態からの生成物が優先的に生成する。
 
== オキシコープ転位 ==