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== 概要 ==
多くの気団は、季節の変化に伴って勢力と勢力圏を変える。気団の勢力
気団の多くは[[高気圧]]であるが、[[熱帯収束帯]]にできる[[赤道気団]]などは気圧の低い気団である。
停滞性高気圧は、主に赤道付近の低緯度と両極を取り巻く高緯度の地域で発生する
中緯度地域では、ジェット気流の流路付近を中心として[[大気擾乱]]が発生し、これが[[温帯低気圧]]を発生させて南北の大気を攪拌してしまう。さらに高気圧はジェット気流によって移動性となるため、大規模な気団は存在しない(地域的には、気団とみなせる高気圧圏が短期間発生する)。
複数の気団が接触すると、[[前線 (気象)|前線]]が生成され、[[低気圧]]が発達することがある。
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[[ファイル:Airmassesorigin.gif|thumb|right|200px|北アメリカの気候に影響を与える7つの気団]]
発生場所と、温度により以下のように分類される。
大陸性気団は乾燥、海洋性気団は湿潤である。また、北極や南極の気団は非常に寒冷で、寒帯、熱帯、赤道の順に暖かくなってくる。南極にはcAしか存在せず、そのまわりをmPが取り囲んでいる。
{| class="wikitable"
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| [[赤道]] || 赤道大陸性気団 (cE) || 赤道海洋性気団 (mE)
|}
*これに加えて、移流性気団については地表よりも冷たい場合k、暖かい場合wを付けることがある(例:cPk)。
*古典的なべルシェロンの分類(Bergeron classification)では、赤道を表すEがなく、cTk, cTw, mTk, mTw, cPk, cPw, mPk, mPw, cAk, mAk, mAwの11種類を用いた。
*また、乾燥した上空の気団をS、湿潤なモンスーン性の気団をMとすることがある(H. C. Willett の分類法)。
== 世界の気団 ==
=== 日本周辺の気団 ===
[[ファイル:Centros de acción sobre España.svg|thumb|right|200px|スペインの気候に影響を与える6つの気団]]
* [[シベリア気団]] - 日本海側に大雪を降らせる原因の気団。[[秋雨]]前線の発生の一因。寒冷乾燥、cPk。
* [[オホーツク海気団]] - [[梅雨]]前線の発生の一因となる気団。寒冷湿潤、mPk。
* [[揚子江気団]] - 春と秋に、この気団の勢力が日本列島に及ぶと、さわやかな晴天になる。温暖乾燥、cT。
* [[小笠原気団]] - 蒸し暑い夏の主要因である気団。温暖湿潤、mTw。
* [[赤道気団]] - [[熱帯低気圧]](台風)を発生させる気団。高温多湿、mE
== 出典 ==
*[http://amsglossary.allenpress.com/glossary/search?id=airmass-classification1 airmass classification] AMS glossary
== 関連項目 ==
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