「錆取り列車」の版間の差分

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{{統合文字|錆}}
'''錆取り列車'''(さびとりれっしゃ)とは、[[軌条|レール]]表面に付着した[[錆]]を取り除くために走らせる[[列車]]のことである。本来は[[事業用列車]]の一種であるが、旅客車両を[[回送列車]]扱いで用いることもある。'''レール磨き列車'''とも呼ばれる。
 
==概要==
錆取り列車は{{要検証範囲|[[直流電化]]線区において|title=交流電化線区は?|date=2010年11月}}運転される。{{要出典範囲|線路に錆が出来発生すると[[架線]]から集電した電気をレールを通して返すことができなくなり、列車の運行が不可能になる場合がある。|date=2010年11月}}
 
また、[[鉄道信号機|自動信号機]]や自動[[踏切]]はレールと車輪を介した[[軌道回路]]によって作動するため、同様に、錆によって作動に支障を及ぼす場合がある。
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==定期列車での「錆取り」==
でのに定期的な[[相互緩急接続]]や通過待ちなどがなく通常使用しない発着線がある場合に、1日に1 - 2本ほど意図的にその発着線側のホームで客扱いをする場合があるが、これも一種の錆取り列車といえる。これらの事例としては、[[大阪市営地下鉄堺筋線]][[天下茶屋駅]]1番線、[[大阪市営地下鉄千日前線|千日前線]][[野田阪神駅]]2番線、[[南海電気鉄道]][[南海多奈川線|多奈川線]][[みさき公園駅]]4番線、同[[多奈川駅]]2番線、[[近鉄吉野線]][[吉野駅 (奈良県)|吉野駅]]1・4番線、[[京福電気鉄道嵐山本線]][[嵐山駅 (京福電気鉄道)|嵐山駅]]3番線などが挙げられる。また、[[湖西線]]の[[永原駅]]や[[JR神戸線]]の[[土山駅]](土曜・休日ダイヤ)などのように、待避設定のない駅で待避線に列車を停車させる場合もある。
 
==ストライキ時における錆取り列車==
[[1975年]][[11月26日]]から[[12月3日]]まで続いた[[公労協]][[ストライキ#ストライキに対する規制|スト権スト]]では当時の[[日本国有鉄道|国鉄]]の[[労働組合|組合]]である[[国鉄労働組合|国労]]、[[国鉄動力車労働組合|動労]]がストライキに参加したため全国規模で[[国電]]など多くの電車、列車がストライキ決行中全面運休になった。しかし、スト解除後の運転再開に備えて錆取り列車運転されていた。