「自由民主党幹事長」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
12行目:
 
=== 選挙の指揮 ===
幹事長の最大の仕事は[[選挙]]を指揮し、勝利する事である。幹事長は立候補者に対する公認権を持ち、さらに党財政も管理しているため、公認と資金両面から党内において絶大な発言力を握る事になる。特に衆院選では[[小選挙区制]]が導入され、公認漏れ候補が非公認で立候補して当選することが以前の[[中選挙区制]]に比べて格段に難しくなったことにより、従来から大きかった幹事長の影響力がさらに増加したとされる<ref>中選挙区制時代には、ひとつの選挙区に自民党の候補者が複数立候補するため、派閥の力関係が候補者の資金や公認の割り振りに直結し、派閥の存在意義となっていた。小選挙区制ではひとつの選挙区で党の候補者は一人に限られるため、幹事長の公認権が以前に比べて増した。</ref>。また与党時代は内閣総理大臣が事実上決定権を持つとされる衆議院解散権が、衆院選候補の公認権限を持つ自民党幹事長によって左右されるケースがあった
 
[[2007年]]([[平成]]19年)[[9月24日]]に総裁に就任した[[福田康夫]]は選挙対策を重視し、総裁直属の選挙対策委員会を設置した。その[[自由民主党選挙対策委員長|委員長]]を党三役と同格として党四役とし、総裁が指名するとした(旧総務局長や選挙対策総局長は幹事長に指名権があった)ことから、幹事長が独占してきた選挙指揮を選挙対策委員長が担うこととなった。