「イブン・ザイドゥーン」の版間の差分
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やがてワッラーダが[[イブン=アブドゥース]]に心を移したため、これに憤慨して彼を非難する書簡をしたためたが、これもまた文学史上に残る傑作となった。しかし、そのことが原因で投獄され、亡命を余儀なくされる。一時は許されてコルドバに帰ったが、[[1049年]]に[[セビリア]]に移住。当地で再び立身し、大臣までに上り詰め、二十数年を経て当地で歿した。
イブン=ザイドゥーンとワッラーダの相聞は、後ウマイヤ朝末期の[[アンダルス|アンダルシア]]宮廷内における、[[イスラム]]王朝らしからぬ自由な雰囲気を現代に伝えるものであると言える。また、文学史上では「ザジャル」という形式の創始者とされ、後世の[[歴史家]]・[[イブン=ハルドゥーン]]もその功績を高く評価している。
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