「エイリアン9」の版間の差分

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Akasenbot (会話 | 投稿記録)
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; エイリアン対策係
: 小学校に現れたエイリアンに対し、捕獲・撃退などの「対策」を施すことを目的とし、6年生のクラスの中から1名ずつが選出されたメンバーで構成される。標準的な服装として、体操服に似せた防護服、インラインスケート、そして頭部に共生型エイリアン・ボウグを帽子のようにかぶって装着する。装備にはエイリアンを生け捕りにするための麻酔銃の他に、GPS、十徳ナイフを持ち、本格的なサバイバル要員に近い。一般的なクラスの係とは違い、1年間を通して辞退・交代を行うことは“絶対に”許されず、その日の「対策」が済むまでは帰宅できないこともある。その反面、エイリアン対策には必要に応じて授業を公欠することが認められており、また対策係を成し遂げて小学校を卒業した生徒には受験を行わずとも好きな中学校へ進学できるという特典もある。
<!--その実態は、久川先生や校長をはじめとする「第9世代」のドリル族がボウグと共生可能な人間を捜すために作ったプログラム。作中では対策係に選ばれたゆり・くみ・かすみの三人が次世代のドリル族の候補生として選ばれていたが、かすみはイエローナイフと共生し、くみは蘇生の際にボウグ化してしまったため失敗に終わった。その後、唯一の希望であったゆりもヒマワリの事件の際にヒマワリと共生(最終的に寸でぎりぎりのところで阻止された)し、その際ゆりを助けようとしたゆりのボウグが死んでしまったためにゆり達対策係は全員共生失敗に終わった。-->
; エイリアン
: 数日に一度の割合で巨大なキノコ型の「宇宙船」に乗って飛来し、その後ただちにエイリアン対策係による「対策」が開始される。他の動物と同じくエイリアンを殺傷することは基本的に禁止されている。対策係による「対策」が完了するまで、一般生徒はシャッターや[[鉄格子]]で隔離された教室にて待機することになる(授業は普通に実施される)。エイリアンには寄生型、共生型、植物型が存在し、その形状、習性(人間への攻撃性)、知能共に多種多様である。生け捕りにされたエイリアンは学校の倉庫で飼育され、エイリアン対策係の生徒によって餌を与えられる。また、宇宙船の残骸は近くの宇宙船処理場にて解体され、「リサイクル」されるらしい。エイリアンの中には、一般生徒やエイリアン対策係にとって生命の危険すら伴うような種類のものも存在するが、どういうわけか各教員や保護者などから通学の必要性や対策係の存在を疑問視する声は上がっておらず、エイリアンの存在が公に広く認知されるに至っている。また、飛来してきたエイリアンが宇宙船を着陸させる場所はかならず小学校の校庭であり、船外に出てきたエイリアンが学校の敷地外に出て行くことも“ありえない”という。
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; 共生
: 一般的な意味は[[共生]]の項を参照。本作では、[[寄生]]の対義語として位置づけられ、異なる生物種同士の相互依存の関係を指す。とくに地球人類とエイリアンの関係に当てはめて使用される。作中では、共生型エイリアン・ボウグとエイリアン対策係の生徒との共生関係が、本来危険なエイリアン対策の仕事を安全に行うために利用されている。対策係の生徒達は、学校や家庭内でのボウグとの共生を長期間にわたって続けることにより、ボウグの持つ戦闘能力をより使いこなすことができるようになる中で、脳波パターン・遺伝情報などの面でより共生しやすい体質が形成されていくらしい。一方で、ボウグにも宿主の感情を模倣したような行動が現れるようになり、ついには人格形成に至るという。
<!--作中の久川先生の発言によると、完全に共生するにはおよそ1年かかり、その間に上にあるようにより共生しやすい体質が出来ていく。一方、ヒマワリのように無理やり相手と共生しようとするエイリアンは相手が共生しやすい体質になる前に共生しようとするため、相手の肉体に大きなダメージを与えてしまう(作中でヒマワリが共生を試みた他のエイリアンやゆり以外の生徒達がヒマワリと共生できなかったのはそのため)。-->
 
{{ネタバレ終了}}