「カルロス4世 (スペイン王)」の版間の差分

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==前半生==
カルロス4世は[[カルロス3世 (スペイン王)|カルロス3世]]と、[[マリア・アマリア・フォン・ザクセン|マリア・アマリア・デ・サホニア]]の次男として生まれた。父が[[両シチリア王国|両シチリア]]王在位中に[[ポルティチ]]で生まれた。兄フェリペ ( カラブリア公 ) は知能の発育の問題と[[癲癇]]で王位に就けなかった。カルロス4世は、[[ポーランド王国|ポーランド]]王兼[[ザクセン選帝侯]][[アウグスト3世 (ポーランド王)|アウグスト3世]]の娘である母の血統から素晴らしい体格と強靭な体力を受け継ぎ、若いときは自分の知る限りの農村で最強の男たちと[[レスリング]]をするのが好きだった。一方知性の面では優れた君主だった父に似ず、多くの人から鈍感でとにかく馬鹿正直だと思われていた。父王でさえ、彼と話をするごとに「カルロス、お前はバカだな。」と言っていたほどである。父から、従妹のパルマ公女[[マリア・ルイサ・デ・パルマ|マリア・ルイサ]]と結婚が決定したと知らされ、彼は女性と付き合ったことがなく、どうしたらいいのか途方に暮れた。その時も、父は「バカだなカルロス。女なんかみんな同じだ!」と一喝したのみだった。一方、王妃の[[マリア・ルイサ・デ・パルマ]]は多くの人([[フランシスコ・デ・ゴヤ]]など)から王を完全に支配する性悪で粗野な女と見られていた。
 
父の存命中に国王のお気に入りの大臣を追い出して[[ペドロ・パブロ・アランダ]](アラゴン党代表)に置き換えようとして、妻の手で審問に引き出されてしまった。