「ダウンロード」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
8943l (会話 | 投稿記録)
5行目:
この概念は、[[パソコン通信]]が一般に利用され始めた[[1970年代]]後半 - [[1980年代]](日本では1980年代半ば以降)になって広く用いられるようになってきた。当時のコンピュータネットワークは「'''[[ホストコンピュータ]]→[[端末]]'''」という形態で在ったため、「主となるコンピュータから末端のコンピュータに情報を取り込む(端末の記憶媒体にコピーする)」という概念で在った。
 
この場合は「'''上流→下流'''」の関係がはっきりしていたため、一般に云う所の'''[[上り]]→[[下り]]'''の概念で扱われた。しかし[[インターネット]]ともなると通信経路に中継が複数入ってくるため、単に「自分の[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]や端末に情報を読み込むこと」をダウンロードとし、その通信相手がホストコンピュータでなくてもダウンロードと表現する場合もある。これは特に[[ファイル共有ソフト]]によをはじめとする[[Peer to Peer]]形態でファイルを遣り取りする通信に顕著で、本来は双方向通信であるために「上り→下り」の関係は成立しないが、同通信形態で一方的に大きいデータサイズを要求する場合には、ダウンロードと呼ぶ。
 
今日では、通信の結果として相手コンピュータに送信した情報量よりも、自分側のコンピュータに取り込んだ情報量のほうが大きい場合に、ダウンロードと表現し、その逆ではアップロードと表現される。また、情報送信請求は特にユーザーに意識されない傾向もあり、ファイルを送ってもらったらダウンロード、ファイルを送ったらアップロードという使い分けがなされている傾向も強い。