「先史時代」の版間の差分

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Volksoper (会話 | 投稿記録)
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この時代の遺跡は少なく点在状態にあり、古代の[[ごみ]]捨て場である[[貝塚]]程度しかめぼしいものが見つからない場合もしばしばである。しかし貝塚はその当時の生活様式に関する情報を与える。食糧は[[貝殻]]類に限らず動物や[[鳥類]]の骨など、また既に[[犬]]を飼う習慣を持っていた事、時に人骨や石器類も発見される<ref>[[#西村1924|西村 (1924)、pp.46-48]]</ref>。
 
多くの地域で、中石器時代を特色づけるものは小さな[[燧石]]を用いた道具類であり、[[細石器]]やマイクロビュラン[[:en:microburin|(en)]]、[[漁具]]、石製手斧[[:en:adze|(en)]]などがある。また、場所によっては[[カヌー]]や[[弓 (武器)|弓]]なども木製具も発見されている。このような技術は[[アフリカ]]のアジール文化で起り、北部アフリカのイベロ-マウリシオ[[:en:Ibero-Maurusian|(en)]]文化や[[レバント]]のケバラン[[:en:Kebaran|(en)]]文化を通じてヨーロッパに伝わった。この他にも独立した発見も無視されてはいない。
 
中石器時代の文化は主に[[ホモ・サピエンス]]が担ったが、[[ネアンデルタール人]]のような種族もまた共存しており、彼らも痕跡を残した。