削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
7行目:
[[胥臣]]が不思議に思って近寄ってみるとこれが郤缺であった。
 
[[胥臣]]は郤缺を連れて帰り、[[文公 (晋)|文公]]に推挙したが[[文公 (晋)|文公]]は嫌な顔をした。「その者の父はわたしを殺そうとした罪がある。それでも用いよと申すか」
 
[[文公 (晋)|文公]]が「何によって彼が賢人だと分かるのか」と聞くと、[[胥臣]]は「わたしは彼が敬を忘れていないことをみました。敬とは徳の慎み深さです。徳を慎んで事を行えば成らぬことはありません」と答えた。
すると[[胥臣]]は「[[舜]]は[[鯀]]を殺しましたが、その子の[[禹]]を用いました。[[管仲|管敬仲]]は[[桓公 (斉)|桓公]]を殺そうとしましたが、[[桓公 (斉)|桓公]]はこれを用いて覇業を成し遂げました」
 
また[[文公 (晋)|文公]]は「その者の父はわたしを殺そうとした罪がある。それでも用いよと申すか」と言った。すると[[胥臣]]は「[[舜]]は[[鯀]]を殺しましたが、その子の[[禹]]を用いました。[[管仲|管敬仲]]は[[桓公 (斉)|桓公]]を殺そうとしましたが、[[桓公 (斉)|桓公]]はこれを用いて覇業を成し遂げました」と言ったので、[[文公 (晋)|文公]]は遂に郤缺に会って下軍大夫とした。