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'''開始コドン'''(かいしコドン)とは、[[mRNA]]上で[[蛋白質]]の合成開始を指定する[[コドン]]のこと。
[[真核生物]]ではほぼAUG([[メチオニン]])が使われる。つまり、合成する蛋白質に対応するコドンフレームのうち、[[リボゾーム]]結合部位([[シャイン・ダルガノ配列]]など)以降最初に現れるAUGが開始コドンである。[[真正細菌]]では、GUG([[バリン]])やAUA([[イソロイシン]])、UUG([[ロイシン]])なども開始コドンとして使用する。
 
[[真核生物]]ではほぼ AUG([[メチオニン]])が使われる。つまり、合成する蛋白質に対応する[[コドンフレーム]]のうち、[[リボゾーム]]結合部位([[シャイン・ダルガノ配列]]など)以降最初に現れる AUG が開始コドンである。[[真正細菌]]では、GUG([[バリン]])や AUA([[イソロイシン]])、UUG([[ロイシン]])なども開始コドンとして使用する。
AUGはメチオニンをコードするコドンであり、真核生物本体および[[古細菌]]ではそのままメチオニンから翻訳が開始される。しかし、[[真正細菌]]と真核生物の[[細胞内小器官]]([[ミトコンドリア]]や[[葉緑体]])では、開始コドンのAUGのみ[[N-ホルミルメチオニン]]に対応する。結果としてホルミルメチオニンから翻訳が開始される(途中で出てきたAUGはメチオニンをコードする)。
 
AUG はメチオニンをコードするコドンであり、真核生物本体および[[古細菌]]ではそのままメチオニンから[[翻訳 (生物学)|翻訳]]が開始される。しかし、[[真正細菌]]と真核生物の[[細胞内小器官]]([[ミトコンドリア]]や[[葉緑体]])では、開始コドンの AUG のみ[[N-ホルミルメチオニン]]に対応する。結果としてホルミルメチオニンから翻訳が開始される(途中で出てきた AUG はメチオニンをコードする)。
[[Category:遺伝子|かいしことん]]
 
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== 参考文献 ==
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== 関連項目 ==
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[[de:Startcodon]]