削除された内容 追加された内容
→‎外部リンク: リンク切れ削除
加筆と典拠付け。
9行目:
 
==社会学・社会心理学・心理学における信頼==
[[乳児]]期・[[幼児]]期の[[発達課題]]に、信頼の獲得があり、これに失敗すると、生涯他者を信用することを躊躇するという。<!--- 加筆される方へ:[[発達心理学]]の門外漢でも耳にする話なので、出典とともに膨らませれば、記事が充実します。 --->
 
[[社会学]]者[[ニクラス・ルーマン]]が自著で、信頼概念の社会学的分析の必要性を訴えた後、[[アンソニー・ギデンズ]]や社会心理学者たちの研究が増加した。現在[[リスク]]研究などの分野でも、信頼は重要な分析概念である。<!--- 加筆される方へ:2010年7月31日 (土) 12:25の版を見ると、その時点で、参考文献に挙げられているニクラス・ルーマン、アンソニー・ギデンズに関わる内容が書かれているのだと思われますので、出典とともに膨らませれば、記事が充実します。 --->
 
[[社会心理学]]者[[山岸俊男]]は『信頼の構造』(1998年)で、「相手が自分を搾取<ref>社会関係の中で 酷い目 に遭うことを指す。酷い目に遭う可能性が存在することを<!--- 本書では --->社会的不確実性と呼ぶ。</ref>しようとする意図をもっていないという期待」のうち、相手が自分を搾取しようとすることが相手自身にとっての不利益になるからそうしないだろうという期待、すなわち「相手の自己利益の評価」にもとづく期待を「安心」(assurance)、「相手の人格や相手が自分に対してもつ感情についての評価」にもとづく期待を「信頼」(trust)として、安心と信頼を区別して考察する。<ref group="出典" name=p31-53>『信頼の構造』 pp.31-53 信頼概念の整理</ref>
 
<TABLE border="1">
51行目:
</TR>
</TABLE>
<ref group="出典" name=p31-53>『信頼の構造』 pp.31-53 信頼概念の整理</ref>
 
山岸によれば、現在<ref>1998年初版の本。</ref>、欧米では信頼の崩壊が<ref group="出典">『信頼の構造』 pp.199, 200。筆者は信頼の崩壊ではなく、用心深さの増大だと認識しているとする。</ref>、旧社会主義国では中央権力の弱体化による安心の崩壊が<ref group="出典">『信頼の構造』 pp.200, 201</ref>起こっており、日本社会では閉鎖的な社会から開かれた社会への移行が課題になっている<ref group="出典">『信頼の構造』 pp.201, 202</ref>とする。山岸は、「[[集団主義]]社会は安心を生み出すが信頼を破壊する」<ref group="出典">『信頼の構造』 pp.1, 185</ref>がこの本で言おうとするメッセージだとして、他人を信頼する正直者が馬鹿を見ない開かれた社会を目指し<ref group="出典" name=p202>『信頼の構造』 p.202</ref>、社会的知性<ref group="出典">『信頼の構造』 p.179</ref>に裏打ちされた「<b>一般的信頼</b>」<ref group="出典" name=p202>『信頼の構造』 p.202</ref>が集団主義的関係、すなわち やくざ型コミットメント<ref group="出典" name=p64-66>『信頼の構造』 pp.64-66 コミットメント関係、やくざ型コミットメント関係の形成</ref>が提供する「安心」<ref group="出典">『信頼の構造』 p.198</ref>にとって変わる道を、[[進化ゲーム]]的アプローチ、[[共進化]]の概念を中心に据えて<ref group="出典">『信頼の構造』 pp.185-188</ref>模索する<ref group="出典" name=p185-202>『信頼の構造』 pp.185-202 開かれた社会の基盤を求めて</ref>。
 
==経営学における信頼==
[[経営学]]関係では、信頼(Confidence)(Confidence)を利益より上位目的とする[[共生マーケティング]]とそのフレームワークとしての[[7Cs COMPASS MODEL]]がある。これは、企業と消費者、日本と世界、人間と自然が共生するマーケティングであり、[[消費者]]や[[企業の社会的責任]](CSR)、[[顧客満足]](CS)を重視したマーケティングである。<!--- 加筆される方へ:2010年7月31日 (土) 12:25の版を見ると、その時点で、参考文献に挙げられている清水公一の本による内容が書かれているのだと思われますので、出典とともに膨らませれば、記事が充実します。 --->
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
<div class="references-small"><references /></div>
{{Reflist}}
=== 出典 ===
{{Reflist|group=出典}}
 
== 参考文献==