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'''長崎電気軌道3000形電車'''(ながさきでんききどう3000かたでんしゃ)とは、{{和暦|[[2003}}年]]([[平成]]15年)より製造された[[長崎電気軌道]]の[[路面電車]]である。{{和暦|[[2004}}3年]](平成16年)3月より営業運転を開始した。同年[[グッドデザイン賞]]受賞<ref>[http://www.g-mark.org/search/Detail?id=30516&lang=ja グッドデザイン賞]</ref>
 
== 概要 ==
長崎電気軌道は{{和暦|[[1980}}年]]([[昭和]]55年)に[[軽快電車]]と呼ばれる[[長崎電気軌道2000形電車|2000形]]を2両導入していた。当初は軽快電車の更なる増備が予定されていたが、軽快電車の開発の遅れやコスト面等の理由から、{{和暦|[[1982}}年]](昭和57年)の[[長崎電気軌道1200形電車|1200形]]より旧式車両の機器を流用し車体のみを新造する方式で新車の導入が行われていた。これらの車両は低コストで長崎電気軌道の低運賃維持に貢献したが、その反面バリアフリー対策が十分になされているとは言えなかった。{{和暦|[[1999}}年]](平成11年)に導入された[[長崎電気軌道1700形電車|1700形]]や、その翌[[2000年]](平成12から導入された[[長崎電気軌道1800形電車|1800形]]では[[高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律|交通バリアフリー法]]に合わせて中央扉の拡幅や車椅子スペースの設置が行われたものの、[[熊本市交通局9700形電車]]など他都市で導入が進んでいた低床電車と比べると、バリアフリーへの本格的な対応には至っていなかった。
 
そのような状況の中、長崎電気軌道は{{和暦|[[2002}}年]](平成14年)に低床車の導入を発表し、そして導入されたのが本形式である。本形式は長崎電気軌道初の連接車両でもあり、導入に合わせて一部の停留所などでは対応工事が行われた。純粋な新車としては前述の2000形以来であり、営業開始前後には地元メディア等で大きく取り上げられ話題を呼んだ。導入当初はブレーキ系統の故障があり運休することもあったが、{{和暦|2010}}2008年(平成20年)現在ではおおむね安定した運用が行われており、市民の足として定着し、車椅子での利用者も徐々に増えつつある。{{和暦|[[2005}}年]](平成17年)には[[鉄道友の会]]の[[ローレル賞]]を受賞している。なお、本形式の価格は一編成当たり2億2000万円である。
 
当初は{{和暦|2006}}年(平成18年)までに4編成を導入する予定だったが、2010年(平成22年)現在3編成しか導入されていない。{{和暦|2011}}以降は新型低床電車[[長崎電気軌道5000形電車|5000形]]を導入する予定。
 
== 車体 ==
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== 導入・現状 ==
{{和暦|2010}}年(平成22年)現在、3001、3002、3003の3編成が在籍。{{和暦|2004}}3年(平成16年)3月に3001号車、{{和暦|2005}}に3002号車、{{和暦|2006}}年(平成18年)に3003号車の運用が開始された。
 
低床電車としての性格上、本系列専用のダイヤが設定されており、各停留所に専用のダイヤが掲示されているほか、ホームページでも確認することができる。導入から暫くは3000形全編成が専用ダイヤに基づいて運行されていたが、3003号車が導入されて3編成体勢になって以降は専用ダイヤには1編成のみが使用され、あとの2編成はそれぞれ1・3系統と5系統の通常ダイヤに入って運行されている。そのため専用ダイヤに記載される運行数は導入当初よりも減っている。なお、3編成中、1編成は点検等で走行しない日もある。
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車体広告で有名な長崎電気軌道だが、本形式は登場以来全編成が標準のカラーリングで運用されている。
 
[[長崎スマートカード]]への対応は3001号から始まり、3編成とも{{和暦|2008}}9年(平成20年)9月までに対応完了している。
 
==主要諸元==
*製造初年:{{和暦|2003}}:2003年
*全長:15,100mm
*全幅:2,300mm
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==備考==
*導入当初は[[長崎電気軌道3系統|3系統]]の[[赤迫駅|赤迫]]発[[蛍茶屋駅|蛍茶屋]]行は運行せず、赤迫発蛍茶屋行は[[長崎電気軌道2系統|2系統]]で運行していた。現在は2系統での運行はない({{和暦|[[2007}}年]]〈平成19年〉[[5月24日]]から[[7月18日]]までは、脱線事故の影響により蛍茶屋発赤迫行のみ終日2系統で運行していた。)。
*{{和暦|2007}}3月に車内に液晶テレビが取り付けられ、地元放送局の[[地上デジタルテレビ放送]]と[[ワンセグ放送]]が電波状況に応じて切り替えられて受信されている。
*{{和暦|2008}}3年(平成20年)3月から長崎電気軌道でも[[長崎スマートカード]]が導入されるのに合わせ、{{和暦|2008}}同年1月現在以降3001号に[[小田原機器]]製の自動運賃箱が搭載されている(残る3002、3003号も{{和暦|2008}}9月までに搭載された)。
 
== 脚注 外部リンク==
*[http://www.g-mark.org/search/Detail?id=30516&lang=ja グッドデザイン賞]
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== 外部リンク ==
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{{rail-stub}}
 
{{DEFAULTSORTデフォルトソート:なかさきてんききとう3000かたてんしや}}
[[Category:長崎電気軌道の電車|3000]]
[[Category:路面電車車両]]