「デスティニープラン」の版間の差分

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:[[プラント (ガンダムシリーズ)|プラント]]最高評議会議長[[ギルバート・デュランダル]]により提唱された社会システム構想。人間の[[遺伝子]]を解析する事でその人が持つ先天的な適性と能力を調査し、その解析結果を基にその人を最適な職業や役割に就かせて、より効率的な社会運営を目指すと言うもので、その結果として個人間の諍い、しいては国家間の争い事が無くなるという人類救済措置であるとされる。一方でこれが実現すれば職業選択<ref>電撃データコレクション「機動戦士ガンダムSEED DESTINY 下巻」より。</ref>における個人の自由意志が一切認められない徹底的な管理社会となるが、最終的には全ての人間が平和で幸せに生活できる、とある。
ほとんどの人が今までの職を捨てて、新たな職に就くことを強いられると考えられるが。これから生まれてくる人にとっては「将来はこの職業に就くべきだ」と生まれてすぐ(あるいは生まれる前の胎児のときから)に職業を決定される。インドの[[カースト制度]]に近いが、親の身分ではなく遺伝子適正で職業が決まる。
無駄な努力(向いていない方向への努力)はさせず、適している方向へ努力させる。
全員に必ず職を与えないといけないので失業率は0%となるが、適した人に職を与えて人手が足りなくなったとしても適していない人を配置することはない、逆に仕事が足りずに人手が余ったら適した雇用を確保できない。
そこをどうバランスを取っていくかは不明である。経済は資本主義でもあるが、社会主義に近い物になる。
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;関連メディアで記された諸情報
* 『帰ってきちゃったSEED120%』では、デスティニープランは、各人の遺伝子特性によって社会的役割を決定する究極の管理社会実現を目的とする政策で、全人類規模で人材の適材適所が実現されるため、無能な人物が不当に高い地位につくことでおこる混乱や、自分の境遇・待遇への不満からおこる争いごとがなくなるとされ、その結果二度と戦争が起こらないようにしようという政策であり、デュランダルの考えた終わらない争いを終わらせるための政策であると説明された。しかし、このプランは人間の自由意志は認められず、デスティニープランを拒否すれば社会的に抹殺され生きていけなくなると説明されている。
コーディネーターもナチュラルも関係なく、かかりやすい病気(免疫、アレルギーなど)や体つき(つきやすい筋肉)などから適した職業など全てを強制されて適材適所に配置される。劇中では血液検査が行われていた。
議長は遺伝子研究の専門家でシンのSEEDSEED因子を見抜いていた、SEEDSEEDを持つ者だけはザフト軍のパイロットとして治安維持のために残すと考えられる。
実現していれば、世界全体で国家はプラントも連合も関係なく1つだけ、軍隊はザフト軍が大幅に軍縮して戦争をするのではなく治安維持部隊としてシンのデスティニーなど局地戦レベルの数のMSしか残さなかったと思われる。
* <!--放映終了後に発売された-->『[[アニメディア]]』では、掲載されたインタビューにおいて特殊設定担当である[[森田繁]]によると、「デスティニープランとは何!?」との質問に対して、「デスティニープランとは、遺伝子を調査すれば職業適正でも何でもわかる、その適正を最優先させれば不満も生じない、そういう社会を作ろうという計画である。上から強制するのでは無くて、人々が自主的に賛同する形で実施するのが、デュランダルの真の狙いであり、彼はそうなるように世界を操ろうとしていた」との旨を答えている。しかし本編では、武力により力づくで反対分子を排除しようとして失敗、逆に反対勢力によって排除されてしまった。
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また、大半が優秀なコーディネーターをリーダーとしてその部下にナチュラルを配置することになるので、ナチュラルが無職というわけではなく、コーディネーターの上司がいかに部下のナチュラルの不満を抑えてやる気を出させるかが問題である。
さらにキラのような最強のコーディネーターも存在する。
逆にナチュラルが多い国家は薬剤などがプラントより圧倒的に優れており、また伝染病や免疫面でナチュラルを就かせてはいけない職も多いし、カガリのようにナチュラルでもSEEDSEED因子を持つ者もいる。
* 監督の[[福田己津央]]は放映終了後のいくつかのインタビューにおいて「あえてデスティニープランは間違っている内容であると、小中学生にもわかる形で描いた」「同じ遺伝子を持つクルーゼと違った答えを出したレイ、これはプランが間違いであったと表現したもの」と言っている。しかし「デュランダルという実行者を失ってもデスティニープランという政策自体は人々に知れ渡ってしまったので、また次の実行者が現れるかも知れず、消滅したわけではないからやっかいである」という趣旨の内容を発言している。
* オフィシャルファイルマガジン『機動戦士ガンダムSEED DESTINY OFFICIALFILE キャラ04』に掲載されたミニコーナーではラクスがデスティニープランについて語る記述があり、この中でラクスは上記の「自由意思の封殺」以外にも「遺伝子レベルでの格差の誕生」および「現段階における遺伝子解析技術の不確実性」と言ったその他の問題点もいくつか指摘している。