「インクジェットプリンター」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Tanhabot (会話 | 投稿記録)
m [r2.7.1] ロボットによる 追加: fa:چاپگر جوهرافشان
Leo13 (会話 | 投稿記録)
177行目:
 
== 非純正インク問題 ==
今日の家庭用インクジェットプリンターは、プリンター本体を低価格で販売して利益率を抑える一方、消耗品であるインクカートリッジの販売で高い利益を生み出すビジネスモデルを、多くのプリンターメーカーが採用している。このビジネスモデルに便乗し、非純正の互換インクカートリッジや詰め替え用非純正インクをプリンターメーカー純正品より安い価格で販売するサードパーティーが存在する。いずれの場合も、プリンター本来の性能を発揮できなくなる<ref>{{Cite web|url=http://www.epson.jp/products/colorio/junsei/reason/index.htm|author=エプソン|title=純正インクが選ばれる4つの理由-1|accessdate=2010-6-4}}</ref>ほか、非純正品を使用したことに起因する故障はメーカー保証や販売店独自の長期保証の保証対象外となる<ref>{{Cite web|url=http://shop.epson.jp/html/begin.do?fn=GENUINE_TOP|author=エプソン|title=エプソン純正品について|accessdate=2010-6-4}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://cweb.canon.jp/cgi-bin/pixus/supply/index.cgi|author=キヤノン|title=キヤノン:インクジェットプリンター 消耗品紹介|accessdate=2010-6-4}}</ref>ため、使用には注意が必要である。
 
=== 互換インクカートリッジ ===
互換インクカートリッジについて明確な定義はないが、一般的にプリンタドパティーが製造・販売する純正品ではないインクカートリッジ全般を指す。使用済みの純正インクカートリッジを回収して独自のインクを再充填したいわゆる「再生カートリッジ(リサイクルカートリッジとも)」や、純正品と外形が同等形状のインクカートリッジを独自に設計・製造した「オリジナルカートリッジ」などがある。オリジナルには純正より大容量などの利点を謳う商品も存在する。
 
プリンターメーカーは、プリントヘッド機構やインク組成などを特許出願して互換インクカートリッジの排除を行っており、一部でプリンターメーカーとサードパーティーとの間で訴訟にまで発展したケースもあほか<ref>{{Cite web|url=http://canon.jp/ecology/report/pdf/eco2008.pdf|author=キヤノン|title=Canon Sustainability Report 2008|pages=p.39|accessdate=2009-8-17}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://pub.brother.co.jp/pub/jp/news/2009/090529consumable.pdf|author=ブラザー工業|title=消耗品に関する独・デュッセルドルフ高等裁判所における勝訴判決について|accessdate=2009-8-17}}</ref>。また、消費者に対しても互換インクの使用がヘッドなどの故障の原因になるとして、使用しないよう呼びかけている<ref>{{Cite web|url=http://www.brother.co.jp/product/original/ink/ink2/index.htm|author=ブラザー工業|title=ブラザー純正インクのご案内|accessdate=2008-11-16}}</ref>。また、純正インクでプリントした場合と比較して互換インクの方が耐久性に劣るとする報告もある<ref>{{Cite web|url=http://jp.allion.com/test-report.html|author=アリオン|title=公開レポート|accessdate=2008-11-16}}</ref>。
 
一方、互換カートリッジを販売するサードパーティーは、純正品に比べて低価格であることと、正規メーカーのカートリッジにインクを再充てんすることによるリサイクル(低環境負荷)を消費者に訴えている。ただ、最近はプリンターメーカーが使用済みのインクカートリッジを回収して再資源化したり<ref>{{Cite web|url=http://www.jp-network.japanpost.jp/notification/productinformation/2008/3001_00_02_8041002.html|author=郵便局株式会社|title=使用済みインクカートリッジを回収しています|accessdate=2009-8-19}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.jp-network.japanpost.jp/notification/pressrelease/2008/document/3001_00_04_8040803.pdf|author=郵便局株式会社|title=ブラザー、キヤノン、デル、エプソン、日本HP、レックスマークは日本郵政グループと協力し使用済みインクカートリッジの共同回収を開始|accessdate=2009-8-19}}</ref>、使用済みカートリッジに純正インクを再充填して低環境負荷の製品を販売する試みも行われているおり<ref>{{Cite web|url=http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0708/23/news077.html|author=[[ITmedia]]|title=かくして“つよインク”は生まれ変わる――エプソンのリサイクル工場見学|accessdate=2010-6-4}}</ref>。また一部でプンターメーサイクルカーとサードパーティーとの間トリッジがエコ訴訟にまで発展したケースもある<ref>{{Cite web|url=http://canon.jp/ecology/report/pdf/eco2008.pdf|author=キヤノン|title=Canon Sustainability Report 2008|pages=p.39|accessdate=2009-8-17}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://pub.brother.co.jp/pub/jp/news/2009/090529consumable.pdf|author=ブラザー工業|title=消耗品とは一概関する独・デュッセルドルフ高等裁判所における勝訴判決につは言えなて|accessdate=2009-8-17}}</ref>
 
近年は、インクカートリッジにインク残量を管理する[[集積回路|IC]]チップを搭載したり<!--{{要出典範囲|date=2010年6月|インクの詰め替えが困難なように密閉したカートリッジを採用する}}--><!--詰め替え問題が顕在化するはるか以前からインクカートリッジは密閉などた構造が採用されいますが、密閉構造が詰め替え対策であるとする根拠は?明確にわかる出典の提示をお願いします。-->することで、再充填された非純正カートリッジを動作させないなどの対策を取るプリンターメーカーが多い(後述)しかしながら、これに対しサードパーティーはICチップのカウンターをリセットする機器や、カートリッジに穴を空けインクを足すキットを付けて販売するといった手段を用いて対抗するなどのいたちごっこが続いている状況である。
 
=== 詰め替え用インク ===