「福音書」の版間の差分

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イエスの十字架刑からの復活以降、いくつかの「福音書」が執筆されたが、その中で新約聖書に正典として受け入れられたのは四つであった。最初期のキリスト教神学者の一人、[[エイレナイオス]]は四つの福音書が特別な地位にあることを力説した。彼は著作『[[異端反駁]]』(Adversus Haereses)の中で、一つの福音書しか受け入れないキリスト者グループや新しい黙示文書を受容した[[ヴァレンティアヌス派]]のようなグループを非難している。エイレナイオスは新約聖書の四福音書こそが教会の四つの柱であるという。「四つ以上でも以下でもない」と四が東西南北の四方位などをあらわす重要な数字であるという。エイレナイオスはさらに『[[エゼキエル書]]』1章にあらわれる四つの生き物(人の顔をしたもの、獅子、鷲、牡牛)を四福音書の[[予型]]であると見ている。ここから四福音書の福音記者のシンボルが生まれた。
 
== 外典福音書 ==
{{main|外典福音書|外典}}
=== 解説 ===
新約聖書におさめられた福音書以外にも「福音書」と冠される著作が存在するが、これらは外典福音書と呼ばれる。外典福音書のほとんどは正典のものより後の時代に成立し、一部の信徒によってのみ用いられていたと考えられる。
 
== 日本語訳 ==
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[[ファイル:Evangel.JPG|thumb|right|150px|[[正教会]]の金装福音経]]
[[正教会]]においては、福音経を金色などに装飾し、[[イコン]]も加えられる事が多い。これは視覚的な象徴表現を多用する正教会にあっては、福音経も視覚的な象徴表現の対象となり、教会にとって最も重要な経典でありかつ[[イイスス・ハリストス]](イエス・キリスト)の言葉・イイスス・ハリストスそのものを表す福音経は、[[奉神礼]]にあたって美しく示されて当然であると考えられてきた伝統に基づく。
 
== 外典福音書 ==
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新約聖書におさめられた福音書以外にも「福音書」と冠される著作が存在するが、これらは外典福音書と呼ばれる。外典福音書のほとんどは正典のものより後の時代に成立し、一部の信徒によってのみ用いられていたと考えられる。
 
== 関連項目 ==