「CELT」の版間の差分

{{lang|en|'''CELT'''（Constrained}}（{{lang-en|'''c'''onstrained Energy'''e'''nergy Lapped'''l'''apped Transform）'''t'''ransform}}）は、<code>[[Xiph.Org]]</code>が2007年末から開発中の[[非可逆圧縮]]の音声[[コーデック]]である。{{lang|en|CELT}}は<code>Xiph.Org</code>の他のプロジェクトと同じく、[[ソフトウェア特許]]に抵触せず、修正[[BSDライセンス]]で提供されている。

すでに<code>Xiph.Org</code>は、主に音楽に利用される汎用目的の{{lang|en|[[Vorbis]]}}と人声によるコミュニケーション用の{{lang|en|[[Speex]]}}という2種類の音声圧縮コーデックを開発しているが、{{lang|en|CELT}}は両者の隙間を埋める役割を担っている。具体的には32-128kbps 32～128 kbps周辺をターゲットとしており、{{lang|en|[[VoIP]]}}やウェブでのストリーミング配信などの使用を想定している。また{{lang|en|CELT}}の最大の特徴として、遅延が極めて小さいこと（low（{{lang-en|low-deley）deley}}）があげられる。

{{lang|en|CELT}}は[[IETF]]での標準化を目指しているが、その議論の中で、{{lang|en|[[Skype]]}}社が開発したロイヤリティフリー無償の音声コーデック「{{lang|en|SILK}}」を{{lang|en|CELT}}と併用させたコーデック「{{lang|en|'''Opus'''}}」のドラフト草案が、2010年9月に双方の開発者の連名でIETFに提出された。<ref>[http://tools.ietf.org/html/draft-ietf-codec-opus-00 {{lang|en|Definition of the Opus Audio Codec}}]</ref>

{{lang|en|CELT}}は開発中であり、まだ仕様が固まっていないが、対応しているソフトウェアがいくつか存在する。

*{{lang|en|[[GStreamer]]}}

*{{lang|en|[[Mumble]]}}

*{{lang|en|[[Teamspeak]]}}

*{{lang|en|[[JACK Audio Connection Kit]]}}

* [http://people.xiph.org/~xiphmont/demo/celt/demo.html {{lang|en|next generation audio: CELT update 20101223}}] {{lang|en|CELT}}と他のコーデックの聴き比べができる。