「舶来品」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
6行目:
日本が欧米先進国の水準で大量生産方式による工業生産力を付けたのは、[[1940年代|1940]]~[[1950年代|50年代]]以降の事で、それ以前の日本製品といえば、欧米にて「廉かろう悪かろう」の代名詞とまでいわれていた。もちろん日本国外から珍しい農産加工品も多く輸入され、日本では生産できないこれらの産品は、大きな驚きをもって迎えられた。
 
その1950年代以前の日本では、欧米の工業製品といえば「高級品」や「一流品」の地位を獲得しており、これらは[[百貨店]]の店頭に於いて、[[大衆]]の面前にガラショーケー一枚隔ててやショーウィンドーで展示販売(勿論大衆には手の届かない価格)されている物というイメージが存在し、このような物を「舶来品」として珍重していた。
 
後に日本は世界でも有数の[[工業]]加工国に成長したが、それでも以前からの「欧米からの輸入品=高品質な高級品」というイメージや、それによる[[輸入品]][[信仰]]、輸入品の特別扱いとも言える感覚は根強く残っている。また自動車やアパレルなど海外[[ブランド]]製品や珍しい農産物・または農産加工品等はやはり生産国から輸入する他無く、そのような物品は日本国内市場で大いに評価され、消費されている。