「DisplayPort」の版間の差分

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[[ブラウン管|CRT]]ディスプレイの時代から長年使われてきたアナログ[[VGA端子|VGA]]インタフェースは、[[1994年]][[4月]]にデジタル信号を扱う[[Digital Visual Interface|DVI]]の登場によって置き換えが進むかに思われたが、DVIにそれほどの魅力はなく両者の切り替えには時間が掛かっていた。
 
その後、[[21世紀]]になると[[ノートパソコン]]でのDVI端子の厚さに対する不満や、画像表示を行う民生機器[[デジタル家庭電化製品|デジタル家電]]での[[High-Definition Multimedia Interface|HDMI]]の登場によって据え置き型の[[パーソナルコンピュータ|PC]]でもDVIからHDMIに対応するようになるなど、PC業界からはDVIやHDMIでは満たせない小型化やコスト低減、今後の高速化への余地を確保できるような新たなインタフェースが求められた。
 
こういった背景でDisplayPortはそれまでのDVIを置き換える目的で開発され、[[2006年]][[5月]]の最初の規格である1.0が、VESA (Video Electronics Standards Association)<ref>VESAは、[[ヒューレット・パッカード|HP]]や[[デル]]といったPCメーカーなどで構成されるディスプレイ関連の標準化などを手掛ける標準化団体である。</ref> によって発表され、[[2008年]][[1月]]には[[2009年]][[3月]]現在最新の Version 1.1a が策定された<ref>DisplayPortに似た規格に[[Low voltage differential signaling|LVDS]]がある。</ref>。特に[[2007年]][[1月]]にそれまでUDI(Unified Display Interface)規格を推進してきた米[[インテル]]社がDisplayPortの支持に転向してからは、PC用ディスプレイで今後の利用が進むと考えられ、ビジネス用のPCではDisplayPortが、AVパソコンと呼ばれるPCではHDMIが採用されるというのが主流である<ref>ノートパソコンのインタフェースではDisplayPortが小型の端子を武器に優位になりそうだが、HDMIも現行Ver. 1.3aの次の2009年前半に予定されている新たな規格では、マイクロ[[Universal Serial Bus|USB]]並みの2mm強ほどの厚みのプラグになる予定であり、携帯機器用の高速画像インタフェースとして[[MHL]]が新たに登場している。</ref><ref group="出典" name = "モバイルを目指す"/>。